30代におすすめの人材紹介会社|キャリアップに必要な4つのポイント
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2024年07月19日
「この会社で上を目指すか、それとも新天地へ移るか・・・」30代は、多くの方がキャリアの方向について本格的に悩むタイミングです。
私は今、現役の転職エージェントとして働いていますが、私自身、30代で2回の転職を約20社の人材紹介会社を利用して行いました。
その経験からも踏まえ、転職エージェントの立場から、『30代で人材紹介会社を利用する際に知っておくべきこと』をご紹介していきます。
キーワードは「戦略的な転職活動」です。
30代におすすめの転職エージェント会社は、記事の終盤にまとめています。どの人材紹介会社に登録しようかと考えている方はこちらからご確認ください。
30代におすすめの人材紹介会社ベスト5社
転職エージェント | 利用者満足度 (5点満点) |
公開求人数 非公開求人数 |
---|---|---|
LHH転職エージェント
公式サイトへ |
4.3 | 37499件 27310件 |
リクルートエージェント
公式サイトへ |
3.8 | 251444件 283557件 |
JACリクルートメント
公式サイトへ |
3.6 | 11157件 非公表 |
doda
公式サイトへ |
3.6 | 149159件 非公表 |
ランスタッド
公式サイトへ |
3.4 | 非公表 非公表 |
※求人数は時点調査のものです。
30代の求職者に向いている人材紹介会社は?
あなたが希望する業界に応じて人材紹介会社を選ぶことがポイントです。
30代の多くの方は、業界を変えつつも同じ職種に転職をするという実績データが出ています。
他の業界でもこれまでの経験やスキルを活かすことができるということですね。営業経験者なら、業界が変わっても営業手法は同じなことがありますし、経理経験者ならIT業界など他業界へのキャリアパスも可能です。
また、業界同士に互換性がある場合もあります。ドラッグストアや化粧品メーカーに勤務していた場合、食品業界へのルートも親和性が高く、こうした職種に移れば即戦力になることができます。
人材紹介会社の大手と専門の違いですが、大手は案件数が多く、専門はサポート力が高いといった特徴があります。
自分のキャリアを含めて細かく相談したい時には、専門エージェントを少なくとも1社登録しておきましょう。
30代の求職者に多い転職理由は?
30代の求職者の転職理由で最も多いのは年収アップです。年齢的に結婚をへて家族が増えて、ライフステージの変化を迎える時期であり、それをきっかけに転職を考える人が多いようです。
二番目に多いのがスキルアップへの希望です。経験をより一層積める職種への転職を希望され、マネージメント業務や、リーダー・マネージャーとしてステップアップを目指す人たちです。
反対に30代の転職理由で少ないのが、職場での人間関係を理由にしたもので、20代の求職者の方には多いですが、30代に入ると次第に減ってきます。
また、転職が2回目以降という人が増えます。20代の時に一度転職を経験して、30代になってから再び転職を考えているというケースが見られます。
30代の転職活動で気を付ける4つのポイント
30代が転職活動で人材紹介会社を利用する場合、以下の4つのポイントに気をつけてください。
ポイント1.将来性の確認
転職活動を始めるときは、会社の将来性や、あなたのスキルアップを図ることができるかチェックすることが重要です。また、希望するポジションに就けるかどうかなど、人材紹介会社の転職エージェントを通じて事前に確認するようにしましょう。
ポイント2.書類ではスキルをアピール、面接ではコミュニケーション能力をアピール
企業が面接のときに一番に注目しているのは実務スキルです。人物をみるのはその次。ですので、まず第一に、書類選考でご自分のスキルをしっかりとアピールしなくてはいけません。実務経験やマネジメント経験などを数値を用いて実績を明確に伝えられているか確認しましょう。
面接においてはコミュニケーション能力がみられます。100点のコミュ力を今すぐ身に付けることは難しいですが、80点レベルであれば、事前の準備で底上げすることができます。
会社にあわせて柔軟に話ができるようなっておく準備しておきましょう。企業が知りたいのは、自社が抱える課題に対して求職者がどんなスキルで解決可能かということ。企業研究をしてあなたなりの考えを答えられるようにしておきましょう。
ポイント3.パーソナルブランドを意識
あなたにしかできない仕事や得意なことを明らかにして、パーソナルブランドを意識しておきましょう。採用企業にとって利益になることを十分に伝えられないともったいないです。
プログラマーなら、使えるツールの幅を広げたり、プロジェクトの規模を把握しておきます。受注金額を大きくできるかに関わるので、事前にまとめておきましょう。
ポイント4.情報力のないエージェントは使わない
人材紹介会社を選ぶときは、エージェントが企業の情報を詳細に教えてくれるかについて見極めましょう。もし、教えてくれないことがあるとすれば、それは企業についてよく知らないということです。そうした転職エージェントの利用はおすすめできません。
これらのポイントをきっちりと押さえるために、人材紹介会社を活用しましょう。
内定を獲得するまで親身になって対応してくれる転職エージェントとの出会いが、あなたの転職を成功に導いてくれるでしょう。
企業は人材紹介会社の紹介より転職サイトを優先するの?
たしかに、同じ年齢、同じ経歴・スキルを持っている人が、人材紹介会社と転職サイトの両方から応募してきたら、企業は転職サイトからの応募者を採用する傾向にあります。
転職サイトのほうが採用費用が掛からないという内部事情があるからです。
しかし、まったく同じ人が応募してくることは考えられませんし、企業としては優秀な人材に入社してほしいと考えています。
ですので、あなたが注力しなければならないことは、履歴書や職務経歴書などで、しっかりと自己PRできていることです。転職エージェントのサポートを利用しながら、書類添削や面接対策などの事前準備を万全にすることが、あなたが希望する会社に就職できる近道となります。
また、30代の求職案件は無数にあります。採用率を上げるために、転職エージェントは内定の出やすい企業から紹介してくるという傾向もあります。紹介された会社が希望にそった会社であれば、積極的に応募してみましょう。
登録する紹介会社の数は?
大手を1社、専門を2社がおすすめです。これ以上増やすと、送られてくる求人情報を管理するのが難しくなってしまいます。
大手に登録すれば、ある程度の数の求人案件を得ることができますし、専門に登録すれば業界のも2社で充分業界の傾向把握できます。登録する紹介会社は、合計3社が目安です。
30代の人材紹介会社おすすめランキング|利用者に支持された5社を厳選紹介!
特徴
・キャリア構築の相談を行う。
・求職者の「価値」を正確に測る
・そのうえで質の高いマッチングを行う
・求人職種は大きく分けれ4つ
評価と求人
総合評価 | 4.3 | 公開数/求人合計 | 37499件/非公表 |
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総評
単純な転職紹介を行うだけでなく、その人のキャリアをいかに構築していくのかに重きを置いたコンサルティングを行っています。求職者の市場価値をサルベージして適切な職場を紹介します。
紹介職種は大きく分けて金融、セールス、IT、メディカルですが、ここからさらに部門が細分化されていきます。
その中から求職者の「価値」にマッチした職種を選んでサポートをしてくれます。自分の潜在的な価値に自信がないという方におすすめです。自分でも気づかなかった新しい得意分野がみつかるかもしれません。
LHH転職エージェント(アデコ)で転職活動した口コミ
サポートは早く念入り。業界大手ではあっても1番手ではないため、 そこで十分に差をつけたいのだと感じた。求職者の考えを反映してくれる人だった。こちらの希望になるべく沿った求人を紹介しようとしてくれた。(20代後半/男性/営業職)
受付の様子
面談ブースです。白基調で落ち着いた感じでした
公式URL
特徴
・国内最大の転職実績
・年齢、業種に対して幅広く多数の求人を確保
・ITに強い
・ブランド力が強い
評価と求人
総合評価 | 3.8 | 公開数/求人合計 | 251444件/283557件件 |
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総評
株式会社リクルートが展開する国内最大規模の転職エージェントサービスです。求人数の多さや知名度ではトップレベルです。
ブランド力を生かした企業営業を武器とし、他社に抜きん出た公開求人数を誇ります。どのサービスを使ったらいいのか分からない方は、まずリクルートを試してみるといいでしょう。
営業力の高さと企業側の信頼度の高さの相乗効果で求人が途切れることがありません。加えて求職者と担当者の信頼関係を構築しやすいという特徴もあります。
転職に対するノウハウが蓄積されているので、初めて転職サービスを使用する方におすすめです。
リクルートエージェントで転職活動した口コミ
利用してみて、取り扱っている求人件数がかなり多いな‥という印象を持ちました。業界の大手の会社から中堅どころまで、案件が豊富であったのは素直にすごいと思いました。(30代後半/男性/不動産管理)
特徴
・関西圏の求人にも強い
・営業やエンジニア系の求人が多い
・外資系、IT関連、機械系の求人が多い
評価と求人
総合評価 | 3.6 | 公開数/求人合計 | 11157件/非公表 |
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総評
数ある職種の中で、営業職への転職を希望している方にとっては役に立つ転職エージェントです。
さらに外資系にも強いリンクを持っているので、将来的に海外で仕事をしたいという人にはおすすめです。
ハイキャリア求人も多いので、資格を保有しているのに前職で活かせなかったという方に対して丁寧なマッチングを行ってくれます。
結果として営業なら営業と希望の職種に就き、自分の持てるスキルを存分に発揮するチャンスが待っています。
公式URL
特徴
・支援ツールが豊富
・スタッフの対応がスピーディー
・初めて転職する人向け
・「転職サイト」と「転職エージェント」の両方のスキルを持っている
評価と求人
総合評価 | 3.6 | 公開数/求人合計 | 149159件/非公表 |
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総評
非公開求人が多いのが特徴的な転職エージェントです。その理由には、企業側のコスト削減という意図もありますが、なによりも機密性の高い質のいい人材を得たいという目的が大きいでしょう。
さらに他企業に比べて提案数も多い特徴があります。通常求人の多さと提案の多さは必ずしも比例しません。
ですがdodaは求職者の希望に適う職種を多数提案してくれるので、それだけ多くの可能性の中から自分に合った職場を選べるメリットがあるのです。
できるだけたくさんの会社から吟味して転職したいと希望している求職者の方には、おすすめなエージェントと言えます。
特徴
・営業系、技術系の求人
・日本国内62ヵ所と多数の拠点
評価と求人
総合評価 | 3.4 | 公開数/求人合計 | 非公表/非公表 |
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総評
ランスタッドは全世界4,400ヵ所以上、日本国内62ヵ所と多数の拠点を持つ世界最大級の人材サービス会社です。外資系企業とのコネクションに強みをもっており、特に医療関連企業の求人が充実しています。
派遣などの取り扱いも多いですが、正社員では営業系・技術系の求人が多く、ハイクラス転職にも力がいれられています。求人の分布は、関東圏に少々集中している印象ですが、地方エリアの求人も多く扱われています。
口コミからは、「エージェントの対応が事務的・機会的だった」というコメントがありますが、地方エリアの外資系企業求人を扱っている人材紹介会社は多くないため、情報収集のツールとして活用することもお薦めです。
30代におすすめの人材紹介会社 異業種なら大手、希望が明確なら特化型
30代の転職活動におけるお勧めの人材紹介会社は、異業種や異職種への転職を希望される場合、方向性や希望が明確な場合の2つに分類されます。
1.異業種や異職種への転職を希望される場合
これまでの業界経験や職種経験をベースにしながらも、異なる分野への挑戦をされたい場合は、応募できる求人数の絶対数が必要十分条件となるため、大手の人材紹介会社を活用されることがベストです。
大手人材紹介会社(リクルートエージェント、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)(doda)、JACリクルートメント等)は、数万件、数十万件の求人情報を常時保有しているため、担当の転職アドバイザーの方を通じて幅広い情報提供を期待できます。
2.方向性や希望が明確な場合
逆に、「戦略コンサル経験を活かして、次はFAS(ファイナンシャルアドバイザリー会社)で事業再生に取り組みたい」や「経理経験を活かして、財務としての経験を積んでいきたい」等、方向性や希望が明確に決まっていらっしゃる場合は、特定分野に強い人材紹介会社を利用いただくほうが効率的となります。
金融関連であればアンテロープキャリアコンサルティング等、経理等の管理部門系であればMS-Japan等、特定分野に特化した会社が複数あるので、複数社との面談を経て比較しながら活用されることをお勧めします。
- ・異業種や異職種への転職を希望される場合、応募できる求人数の絶対数が多い大手の人材紹介会社を活用がおすすめ
- ・方向性や希望が明確な場合、特定分野に強い人材紹介会社の利用が効率的
- ・まずは大手2,3社の利用がおすすめ
30代からの転職エージェントの活用方法|情報収集・面接対策・キャリアパスの相談で活用
同じ転職活動でも20代と30代では、大げさに言うと天と地ほどに転職活動の難易度に違いがあります。
20代であれば、一定水準(求人情報量、対応レベル)以上の人材紹介会社を複数を利用するだけで問題なく、もしくは転職サイトのみの利用や企業HPへの直接応募等でも転職成功は可能です。
ただ、30代になると戦略的・計画的に転職活動を進めないと、転職成功につながりません。だからこそ、戦略を立てる上で必要な情報を多数持つ転職エージェントをいかにうまく活用できるかが転職活動の成否を分けます。
主な転職エージェントの活用方法としては、
- ①戦略的な転職活動を行うための情報収集
- ②努力を成果につなげる面接対策
- ③キャリアパスについての相談
1.戦略的な転職活動を行うための情報収集
人材紹介会社には非公開求人が豊富に存在しているので(大手の人材紹介会社で非公開求人:公開求人の件数比率は9:1程度)、幾つかの人材紹介会社に登録し、面談を経て情報収集をされることをお勧めします。
ネット上や転職サイトに公開されている情報は氷山の一角に過ぎません。
なお、30代の方は現職が多忙なため、転職エージェントにメール等のみで希望を伝えて「良い情報があれば出してください」という待ちの姿勢の方もいらっしゃいますが、それでは転職エージェント側が本気にならないので、良い情報を得ることは難しいでしょう。
「情報を取りに行く」という攻めのスタンスが必要です。
また、自分はどういった求人に応募が可能で、年収はどのくらい見込めて、といったご自身の転職市場の市場価値を冷静に分析する作業も必要です。
20代で応募可能な求人が100だとすると、30代前半で60~70、30代半ばで40~50、30代後半で20~30程度まで減少し、かつ企業が求める水準も即戦力ということで選考ハードルが高くなります。
そういった現状・状況を理解した上で、「自分はどのあたりの企業(マーケット)をめがけ、何社くらい応募して、どのくらいの期間をかければいいのか」という、営業活動や業務を進めるのと同じように転職活動の戦略を立てる必要があります。
そこで多くの転職希望者を支援している転職エージェントの客観的なアドバイスが役立ちます。
2.努力を成果につなげる面接対策
現職の業務では自信を持って働かれている方も、いざ面接となると「何を自己PRしたら良いのだろう」となるのは自然です。
むしろ「現職で10名の部下を指導していた方」「社内の研修講師を担当」など、話すことに自信がある方ほど、ご自身の面接になると話せない(他人にアドバイスすることが多くなっているため)ことがあります。
そういった時に、転職エージェントに面接の対策依頼をすることが、非常に重要になります。実際には、企業側の面接官の役職から話す内容や質問する内容を変化させる、自分の主張が偏っていないか客観視してもらう、募集背景の詳細から求めている人物像を分析する、等をやってもらいます。
30代の転職では、20代のようにポテンシャル採用を狙って多数応募し、どこかに採用されたらいいというスタンスでは戦えず、1社1社に入魂して面接にいかないと返り討ちにあいます。
多忙な時間の合間を縫い、数時間かけ事前準備して面接に行くことを考えると、事前の面接対策をこれでもかというほど準備されることは、結果的に合理的な選択になります。
3.未来のキャリアパスについての相談
皆さんが、現職の社内で同僚や先輩から入手できるキャリアパス情報は、あくまで社内限定の情報です。また、学生時代の知人友人から得られる情報も同様であり、最もキャリア相談で避けたい相談相手は親世代です。時代背景が違いすぎるので参考になりません。
また出版されている転職関係の本は、人材紹介会社やリアルな転職市場の内実は描けない(角がとれた一般的な内容)ため、あまり参考になりません。
その他、非常に素晴らしいキャリアを持つビジネスパーソンが、雑誌やwebメディア、ブログ等で情報発信されていますが、それはあくまで「稀有な経歴・実績を持つ方」から見たキャリアパスで、これまた参考にするのは危険です。
そうなると、多くの方にとって現実的なキャリアパスについて相談するのは、転職エージェントが最も妥当な存在となります。
転職エージェントは、皆さんと近しい経歴や価値観の方の転職支援を数多く経験しており、どのような転職の選択肢があるか、実例をもって提案できます。
また、例えば35歳の方が転職してその仕事を5年継続して40歳になった時に、どういった選択肢があるのか、具体的な会社・求人の事例をもって、未来の皆さんのキャリアパスを提示することもできます。
転職支援の専門家として、幅広い視点から現実的かつ客観的に、転職やキャリアパスに関する情報を提供できるのは、転職エージェントしかいないため、まずは相談をしてみることに価値があります。
(もちろん、特定の転職エージェントの言うことが正解ではないでしょうし、変化の激しい環境下で世の中から必要とされる業界・業種・職種も大きく変わるため、一つの有力な参考情報としてご活用ください)
- ・30代では戦略的・計画的に転職活動を進めないと内定につながらない
- ・情報を持つ転職エージェントをうまく活用できるかが転職活動の成否を分ける
- ・主な転職エージェントの活用方法は①情報収集 ②面接対策依頼 ③現実的なキャリア相談の3点
企業が期待している30代は、即戦力である
30代の方に転職先企業が期待していることは、ただ1つ。「即戦力」であることです。即戦力とは、具体的には、入社1日目から既存社員と同レベルの業務ができ、かつ数年後には既存社員を超えるパフォーマンスを出してくれること、です。
20代であれば「ポテンシャル採用」が可能であり、数か月~1年間ほどは業務に慣れてもらい、徐々にキャッチアップしてくださいという形で見てもらえますが、30代になると企業側の要求水準が一変します。
また、付随してよく言われることですが、プレイヤーとしての即戦力性だけではなく、マネジメント経験・能力を問われるのも30代の転職ならではです。
これらを採用企業側の目線で解説すると、「35歳の○社の営業の方か。同期に当たるうちの会社で仕事ができるAさんと比較して、どのレベルなのだろうか」といった、既存社員との相対比較で選考を行います。
もし既存社員と比較して同水準であれば、敢えて30代を外部から採用せずに新卒採用や内部対応(若手育成や社内異動)にシフトします。
つまり、30代での転職ではこういった背景があるため、高いレベルでの即戦力性と、自社にない特筆すべきもの(経験・人脈・スキル等)があるか、マネジメント人材として有望か、が問われるのです。
もちろん、転職初日から前職同様のパフォーマンスを出すことを要求されることはありません。
業界・業種・職種・会社が変わると業務システムや仕事の流れが変わるので、そういった業務における基礎部分については入社後に研修等で学び、周囲に教わり、キャッチアップすれば問題ないです。その点はご安心ください。
- ・30代には即戦力性とマネジメント経験・能力が求められる
- ・既存社員の能力を上回らなければ採用されにくい
年収アップを達成する30代転職者の割合は1割
転職理由として年収を上げることが目的の方の割合が多いです。年間400~500名の転職希望者の方の相談を受けている中で、体感値として約80%の方が現在の年収への不満を持っています。
しかし実際に転職をすることで年収をアップされる30代の方は10%に満たないのが現状です。 ※筆者の部署で2015年10月からの半年間の転職実例約50件より
20代であれば年収アップは比較的容易ですが、30代になると現職の給与水準が高いこともあり年収アップが難しい事が挙げられます
会社の評価に対する不満足感、就業環境に対する不満、同年代と比較した年収への焦り、家計を維持するための止むに止まれない思い・・・。
年収を上げたい理由は様々ですが、良くて現職の年収維持、異なる仕事環境で成果を出せるかどうか未知数であるために年収が数十万円程度減少するケースが多くあります。
年収アップが起きやすい職種は、付加価値の提供度
年収アップが起こりやすい職種は、より付加価値を提供できる職種です。
業種では、営業→コンサルティング、メーカー→コンサルティング、銀行→コンサルティングやPEファンドなど、前職の能力や知識が活かせる職種です。
※コンサルティングなどは年収が高いですが、長い目線で見たら、働き方のハードさや優秀な人が多い故の競争が激しく途中で辞める可能性が高いリスクはあります。
事務系、企画系職種では、現在の会社より上流の会社に行かないと年収は上げづらいです。
30代になるとすでに一定以上の年収になっていてアップしづらいという背景と、企業側も「年収1000万円の35歳を採用して年収に見合わない能力の人材を雇うよりも、コストの低い20代を500万円×2名採用して育てたほうがリスクは低い」と考えるからです。
もちろん、採用企業がどうしても欲しい人材(例:上場前のベンチャーでのCFO人材、アジアに向上を新設するための工場立ち上げ経験者等)の場合は、好待遇で採用されるため年収の大幅アップが見込めます。
30代で転職をされる場合、年収アップを希望されることは自然です。
ただ、同時に転職エージェントからの客観情報を基にご自身の転職市場における価値を冷静に分析し、目の前の年収アップ云々ではなく、転職後の年収アップの可能性や、数年後の更なる転職も視野に入れてご自身の市場価値を高められるかどうかに主眼を置かれるほうが賢明と言えます。
- ・年収アップできる30代は10%以下
- ・企業がどうしても欲しい人材は年収の大幅アップが見込める
- ・年収軸ではなく転職エージェントの客観情報を基に、将来の市場価値を高められるかに主眼を置くほうが賢明
30代の転職成功の事例|監査法人 会計士から最大手ネット企業の経理財務
30代になると経験が最優先されるので基本的には同業種、同職種の転職が多いです。
非常に良い転職をされた方の例では、監査法人で会計士の方が、最大手ネット企業の経理財務に転職成功された事例があります。
これは会計士の仕事だけではなく、監査法人から事業会社に数年出向して経理経験があったためで、その経験を30代前半に積めたことがカギでした。
また、数名規模のコンサルティング会社を渡り歩き、案件規模は小さいながら飲食店やホテルなどの事業再生をメインで手がけてきた方は、大手ガス会社の新規事業立ち上げポジションや大手コンサルティング会社に経験を買われて多数内定を獲得されました。
※経験と実績を20代から積んでおけば、新卒のときには手が届かなかった会社に入ることも可能です。
30代で異業種への転職は、業界や職種の共通点があれば可能
30代女性の転職について
女性なら、30代という年齢を転職活動の場面で出さないことも一つの方法です。公開することにあまりメリットがないからですね。
面接でも聞かれないことが多いですし、エージェント側に問い合わせたとしても、分からないと回答することができるのです。
応募先を選ぶ場合には、将来のことを考えて産休や育休が取れることを確認しておくと良いでしょう。結婚や出産の後も継続して働きやすくなりますから。
また管理職狙いという方法もあります。ダイバーシティ経営により、女性の管理職を積極的に雇用する企業が増えているからです。
一方で、最初から男性でなくては応募できない案件も確かにあります。その点では男性の求職者の方がどうしても有利になってしまいますね。
人材紹介会社を利用した30代の新着口コミ
Oさん
- 転職:1回目
- 2014年5月~2014年5月
- 総合平均
-
- 求人満足
-
3
- 書類添削
-
4
- サポート
-
5
前職に疲れてしまって転職を決意しました。担当エージェントの方が職務経歴書にどんなことを書けばいいかや、頻繁にメールをいただくなるこまめなフォローをしてくれました。「なぜ転職したいのか」を常に意識させてくれたので冷静に転職活動ができました。
Nさん
- 転職成功
- 転職:2回目
- 2011年2月~2012年1月
- 総合平均
-
- 求人満足
-
5
- 書類添削
-
3
- サポート
-
5
dodaで転職成功して年収100万円アップ!転職エージェントが真摯に向き合って丁寧にサポートしてくれた(30代前半女性・IT業界)
Sさん
- 転職成功
- 転職:3回目
- 2011年4月~2011年8月
- 総合平均
-
- 求人満足
-
3
- 書類添削
-
4
- サポート
-
4
3ヶ月くらいしかサポートしてもらえませんでした。紹介してくれた求人数は最初多かったのですが、だんだんと少なくなっていくのが不安でした。。もっと長く丁寧に対応してもらえると良かったです。
まとめ
30代の転職活動について、リアルな情報をここまでお伝えしました。「戦略的な転職活動」の重要性が少しでも伝わりますと幸いです。
現在でも「35歳転職限界説」が常識として存在し、30代半ばから後半になればなるほど転職難易度が上がる(=採用企業側の求める水準が高くなる)状況下で、いかに効率的かつ目指す方向での転職を成功させるか。
これをクリアするためには、転職市場の状況・情報を把握し、ご自身の転職市場における市場価値を分析してどのように転職活動を進めていくかの戦略策定をしていくことが必須です。30代の転職においては、戦略的に転職活動を組み立てないと転職成功は叶わず、また仮に短期的に年収が上がっての転職ができてハッピーでも数年後にキャリア価値が下がって中長期的には息詰まるということもあり得ます。
転職活動においても、また今後のキャリア形成においても、戦略的に物事を進める上で必要不可欠な情報を持つ転職エージェントを上手に活用していただくことが、皆さんにとっての成功への第一歩になります。
参考:総務省 日本標準産業分類(平成25年10月改定)(平成26年4月1日施行)-分類項目名