2024年4月の転職情報｜約8割のコンサルタントが「2024年はミドル世代求人が増加する」と予測

『転職市場』と一口に言っても、その時の景気や企業の状況によって求人数や求人倍率は変化します。

厚生労働省や人材紹介会社など様々な機関・企業が転職市場を調査をしていますが、それらの情報を一つ一つ見ていくのは骨が折れますよね。

この記事では、転職の環境が今どうなっているのか気になる方のために、最新情報をリアコミの観点から分かりやすくまとめました。

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【最新！】4月の転職情報│約8割のコンサルタントが「2024年はミドル世代求人が増加する」と予測

■ミドルの転職｜2024年の転職市場予測「ミドル人材の求人動向」について

ミドル求人増加の背景にはDX需要、円安、人材不足が影響

『エン ミドルの転職』の調査によると、2024年ミドル世代求人が「増加する」と予測したコンサルタントは78%。昨年の77％という結果に引き続き、ミドル求人の増加傾向は今年も続くとみられています。

増加した背景にはDX人材の需要増加、物流業界における2024年問題を背景とした人材不足、中堅・中小企業における就職氷河期世代の人材不足などが要因に。

職種としては経理、営業、IT技術求人などの増加が大きいと予測されています。

ミドル人材に求められるスキルは「変化している」

「ここ２〜3年ミドル人材に求められるスキルが変化しているか」という質問には7割以上のコンサルタントが「変化している」と回答。具体的には下記のような点が挙げられます。

・DX推進の中でテクノロジーの知見、スピード感や柔軟性が求められている ・過去の経験・知見だけを活用（大手→中小）するポジションのニーズは減ってきている ・最近はマネジメントスキルだけでなく高レベルなIT能力、語学力も求められる

また若年層に早期離職が多い傾向からミドル層への期待が拡大しており、今まで会社にいなかったようなポジションを作って採用しているケースも見られます。

企業はミドル人材に「高いレベルでの業務遂行能力」を求めている

35才以上のミドル人材の転職者に対して「採用企業が求めるスキル」の上位3つを聞いたところ、「高いレベルでの業務遂行能力」がダントツの1位（73％）という結果に。

ミドル人材は実績と経験・知識を見込まれ年収も高水準での採用となるケースが多数。それに見合った即戦力を発揮して自走出来る人が求められています。

また、『1つの会社では経験できないような高度なスキルを前提とした求人が多い』という見解も。

リアコミ編集長大森

人材不足が加速する昨今、ミドル人材への需要が今後も増えることは必至。しかし複数社を経た経験と知識、マネジメント能力だけで転職成功するのは難しいという見方も。DXや語学など時代に合った知識・スキルを身に着けておくことがミドルの転職成功の秘訣と言えそうですね。