2025年11月の転職情報|ボーナス確定月は「動く」準備の好機!知っておきたい"自分×市場"の穴

2025年11月11日

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リアコミ編集長大森

\毎月更新!/最新転職ニュース

『転職市場』と一口に言っても、その時の景気や企業の状況によって求人数や求人倍率は変化します。
厚生労働省や人材紹介会社など様々な機関・企業が転職市場を調査をしていますが、それらの情報を一つ一つ見ていくのは骨が折れますよね。

この記事では、転職の環境が今どうなっているのか気になる方のために、最新情報をキャリ評の観点から分かりやすくまとめました。
最新情報を手軽に入手したい!という方は是非この記事をチェックしてみてください!

11月は、12月のボーナス査定実績が確定する企業も多く、忙しさと緊張感のなか「このまま今の職場でいいのか?」と、自分のキャリアを見つめ直す方が増える季節でもあります。

そんな今は、転職市場の最新動向を知り「来年度は転職か?とどまるか?」を考える絶好の機会。

今回のメルマガでは、厚労省データや業界情報をもとに、転職を成功に導く考え方をわかりやすくお届けします。

【年末前の転機に気づくタイミング 】20代・30代が"今"キャリアを見直すべき3つの視点

2026年をキャリアの"転機"として捉えるために、2025年11月〜12月に押さえるべきポイントとは何でしょうか。今回は3つの視点から解説します。

転職は「自己実現」の手段

まず1つ目は、「転職=例外」ではなく、キャリア形成のための前向きな選択肢として定着しつつあるという視点です。数年前まで漂っていた「転職=逃げ」「根性がない」といったマイナスなイメージは払拭され、転職は自分らしい生き方の実現、自己表現の形として前向きなイメージが定着しつつあります。

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▲転職前後での平均年収額/転職動向調査2025年版(2024年実績)(出典:マイナビキャリアリサーチLab | 働くの明日を考える)

最新の調査によれば、2024年の正社員の転職率は7.2%と高水準を維持しており、転職後の平均年収も509.3万円で転職前より22.0万円増という結果も。

転職回数の多さが新しい会社での評価に影響するといった懸念も、今では減少傾向にあることがうかがえます。

業界間の隔たり・偏りに変化

2つ目は、「業界・職種を問わず流動が起きている」という点です。例えば、2025年の下半期においては、15の業界のうち11分野で求人数が増加または好調を維持しているというデータがあります。

●求人増加(7分野):営業、人事、経理、法務、企画・マーケティング、化学・素材、食品
●好調を維持(4分野):IT・通信、メディカル、不動産・建設、販売・サービス
●横ばい(3分野):金融、事務・アシスタント、クリエイティブ
●減る、または横ばい(1分野):電気・機械

出典:doda|転職市場予測2025下半期

この背景には

●団塊ジュニア世代・団塊世代の定年退職・高齢化に伴う働き手不足
●残業削減・業務分担・DX化(デジタルトランスフォーメーション)などによる企業の「中途人材採用・組織体制の変革/補強」が加速
●事業拡大・新規ビジネスの創出

といった国内の動きが影響しています。これにより、これまで求人の少なかった業種の採用が活発化したり、技術転用、業務プロセス改善、マネジメント・プロジェクト経験などが評価されるようにり、異業界・異職種からの転職も注目されています。

人材市場の動向から好機を探る

3つ目は、「"年末"だからこそ考えるべき自分の立ち位置」です。ボーナスが確定したり、来年度の目標設定が視野に入ってくるこの時期だからこそ、「このまま継続するか」「次を模索するか」の選択を意識する人が増えています。

賞与や給与アップのタイミングは、社内の評価システムや業績を見つめ直す良い機会。 自身の市場価値を客観的に見ることができれば、より評価してくれる会社や業績拡大中の企業への転職も視野に入ってきます。

以上の3点から、この11月という時期は「選択肢が豊富」「自分を問い直す機会」「動き出しやすいタイミング」が揃っている、と言えます。いい求人に出会えたらすぐに動けるよう、普段から準備を整えておくことがベストなキャリアプラン実現への道と言えるでしょう。

キャリ評編集長大森

キャリ評編集長大森

この時期は今一度、業界や企業が求めている知識やスキルを知り、自分の向かいたい方向性や自身の能力の棚卸しを行い、"受け身"ではなく"自分でキャリアを選ぶ"姿勢を意識してみましょう。

▼参考記事はこちら
・doda|転職市場予測2025下半期

「ギャップ」から始める転職準備~管理職も一般職も知っておきたい"自分×市場"の穴~

パソナの「最新の採用市場・転職動向(2025年4月版)」によると、全体の転職求人倍率は 1.80倍と高水準をキープ。複数の分野で人材不足が発生していることがわかります。

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▲求人動向(全体)について)(出典:パソナ|最新の採用市場・転職動向は?(2025年4月版)

【業種・業界別の動向の特徴】

・製造系専門職(機械系・電気・電子系エンジニア)が求人倍率 4倍超 という高い伸び
・ソフトウェア、IT、通信や電気・電子半導体/輸送機器、機械、プラント設備などの業界でも、求人倍率 3倍を超える水準(採用難・人材確保の競争が激化)
・「メーカー」「ソフトウェア・情報処理」「金融」業で登録者・求人数の割合が高い傾向

この状況が起こる背景として、次のような点がポイントとして挙げられます。

管理・企画・専門職の需要変化

高度専門職やプロジェクトマネジメント職では「即戦力/経験値」を重視する企業が増えており、特に経験者の確保が急がれています。データでは、IT業界のプロジェクトマネージャー・コンサルタントなどで経験値を重視し、平均年齢が上昇しているとされています。

地域・業界の二極化・多様化

地方や中小企業でも採用を強化し始めており、大手・都市部だけでなく"地域"や"専門領域"での求人も増加傾向にあります。これは、求職者側にとって新たな選択肢が広がっていることを意味しています。

20代~30代(管理職含む)が押さえるべき転職市場の"穴"とは

この「求人・需要が高まっている業界」と「人材不足のギャップ」を踏まえて、求職者である私たちが転職を考える際に意識すべきポイントを整理しました。

●自分の持っている経験・スキルが"需給ギャップがある分野/業界"とどれくらいマッチしているか?

例えば、「製造業の機械系専門職求人が伸びている」と知ったとき、営業職・販売職出身の方であれば、「営業+製造業向け業務改善」「製造業設備導入営業」など「自身のスキルと需要のある業種を掛け合わせられないか?」と考えることが鍵となります。

●業界の成長フェーズ・募集の背景を知る

求人倍率が高い領域では、「なぜ採用を増やしているか」の背景が重要です。たとえば、IT・通信なら「クラウド移行/AI導入増」「サイバーセキュリティ強化」、製造系なら「半導体不足対策/モノづくり復権」などです。日々ビジネス関連のニュースをチェックし、自分が関われる領域がないかチェックしていきましょう。こういった動向は最新の転職市場に詳しいエージェントを通して知ることもできます。

●"職種ラベル"にとらわれすぎない視点

たとえば「ITエンジニアにならなければ...」と思っていたとしても、求人倍率を見れば「IT・通信専門職でも製造系専門職よりは倍率がやや低め」だったというデータもあります。
つまり、「自分の強み=特定職種経験」だけではなく、「自分の強みを活かせる職種/変遷可能な職種」を含めて考えることが重要です。

●キャリア層(管理職・リーダー)なら"横断的スキル"を押さえる

管理職経験がある20代後半〜30代前半の方であれば、業界をまたぐ「マネジメント」「プロジェクト推進」「改善/改革実績」などが、求人の多い分野で評価されやすくなっています。パソナのデータでも「平均年齢が上がっている」「経験者確保が急がれている」と明示されています。

このように、職種・業界ごとの需給ギャップを理解するということは、単に「求人が多そうなところを探す」だけでなく、「自分の経験・強みが活きる/活かせそうな"穴"を見つける」ことでもあります。

キャリ評編集長大森

キャリ評編集長大森

転職活動を始める前に、ぜひこれらの視点を持って「自分が今どの位置にいるか」「どこに動けそうか」を整理してみてください。

▼参考記事はこちら
・パソナ|最新の採用市場・転職動向は?(2025年4月版)
・ネオキャリア|『2025年転職市場予測と動向・中途採用課題と対策を解説』

キャリ評注目体験談!

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今回もキャリ評に集まった転職体験談から編集部注目の口コミをPickup!

今回は「未経験」「フルリモート」という一見難しそうな領域で転職成功した事例をご紹介します。

転職体験談を参考に、転職のプロ(エージェント)とともに理想の転職を実現してくださいね♪

【担当者の対応のおかげでフルリモート勤務も叶い、時間に余裕ができた │ ビズリーチで転職成功した20代男性の口コミ】

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