2023年5月の転職情報│理不尽に耐える終身雇用より転職・副業が当たり前？"今"働く人の価値観を調査！

『転職市場』と一口に言っても、その時の景気や企業の状況によって求人数や求人倍率は変化します。

厚生労働省や人材紹介会社など様々な機関・企業が転職市場を調査をしていますが、それらの情報を一つ一つ見ていくのは骨が折れますよね。

この記事では、転職の環境が今どうなっているのか気になる方のために、最新情報をリアコミの観点から分かりやすくまとめました。

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【最新！】5月の転職情報│理不尽に耐える終身雇用より転職・副業が当たり前？"今"働く人の価値観を調査！

ビズヒッツが職場環境について行った調査では、働く500人の約8割が「仕事で理不尽と感じることがある」と回答。我慢して受け流す人が多い一方で転職や異動で状況の改善を試みる人がいることもわかりました。

また、エンジャパンが 34歳以下のユーザーを対象に「終身雇用への期待」についてアンケートを行った結果、約8割の人が「期待していない」と回答。若手層が「この会社で長く働きたい」と感じる理由は「報酬・待遇」、「成長実感」であるという結果も見えてきます。

一方、パーソルキャリアが副業を解禁している企業に対して行ったアンケートでは、7割近くの管理職が「メンバーの副業が"本業へ良い影響を与えている"ことを実感している」と発表。
複業が"本業である"企業にもメリットであるという認識が広まることで、今後複業をする人がさらに増加することが予測されます。

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■ビズヒッツ│【仕事で理不尽と感じる瞬間ランキング】男女500人アンケート調査

働く人の意識や転職市場を調査しているビズヒッツが現在仕事をしている人500人に対して2023年3月に行った意識調査で、「仕事で理不尽と感じる瞬間がある」と回答した人は8割以上（よくある　34.0％、たまにある　49.2％）。

不満の内容は「評価が不公平」「自分が悪くないのに怒られる」など様々ですが、約半数に当たる252人の人が「我慢して受け流す」という対応を取っているという結果になっています。調査結果からどこの職場に行っても理不尽な状況は起こるもの、皆同じと納得することもできますが、「体を壊しても誰も助けてくれない」などの理由から「退職・異動で環境を変える（14人）」という人も少なからず見られました。

職場は人生のうちでも多くの時間を過ごす大切な場所の一つ。我慢が限界になる前に新しい環境を探すことも重要な選択肢の一つと言えそうです。

■パーソルキャリア│副業が本業に与える影響を紐解く

プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro（ハイプロ）」（運営：パーソルキャリア株式会社）は、副業を解禁している企業の管理職1,709名のうち、副業を行っているメンバーを抱える管理職200名を対象に、「企業の副業人材の実態と副業実施者の本業への影響」について調査を行いました。

その結果7割近くの管理職が、「メンバーの副業が"本業へ良い影響を与えている"ことを実感」していると回答しています。

本業への良い影響の具体例では「スキルが上がった（58.6％）」「生産性が上がった（49.6％）」「モチベーションが上がった（48.9％）」が上位に。

今後、副業が企業の人材不足を補い、働き手のスキルアップや収入の安定だけでなく"本業"である企業にとっても良い影響があるという実感が広まれば、"複業"という新しい働き方がスタンダードになっていくことも視野に入れて、今後のキャリアプランを考えていく必要が出てきそうです。

■エン・ジャパン│「終身雇用への期待」調査

若手ハイキャリア向けスカウト転職『AMBI』（運営：エン・ジャパン株式会社）が 34歳以下のユーザー541人を対象に「終身雇用への期待」についてアンケートを実施しました。

「現在所属している企業・団体に終身雇用を期待していますか？」という質問に83％が「期待していない」と回答。その理由では「報酬・待遇に不満がある」、「自身の成長を感じられない」が上位に挙がりました。

調査の結果から若手層が「この会社で長く働きたい」と感じる要因は「報酬・待遇」、「成長実感」であることがわかります。

ただし8割以上の人が「終身雇用に期待していない」と回答していることから、若手層が「より納得のできる条件を求めて転職するのは当然」と考えていることも伺える結果となりました。