【2026年10月最新】年収だけで選んで大丈夫?給与上昇と新制度から考える転職
2026年10月8日

\毎月更新!/最新転職ニュース
『転職市場』と一口に言っても、その時の景気や企業の状況によって、求人数や求人倍率は変化します。厚生労働省や人材紹介会社など様々な機関・企業が転職市場を調査していますが、それらの情報を一つ一つ見ていくのは骨が折れますよね。
この記事では、転職の環境が今どうなっているのか気になる方のために、最新情報をキャリ評の観点から分かりやすくまとめました。最新情報を手軽に入手したい!という方はぜひこの記事をチェックしてみてください!
10月に入り、今年も残すところあと3か月。
下半期のスタートや年末に向けた業務が本格化し、忙しさを感じている方も多いのではないでしょうか。また、冬のボーナスや来年度の働き方を意識し、今の給与やキャリアを見直し始める時期でもあります。
そんな中、10月に発表された最新の賃金データでは、給与の上昇が明らかに。一方、10月からは求職者へのセクハラ対策やカスタマーハラスメント対策も企業に義務付けられ、転職先を選ぶ際の注目ポイントにも変化が生まれています。
今月は「自分の年収は適正なのか?」「安心して働ける会社をどう見極めるか?」をテーマに、これからのキャリアを考えるヒントをお届けします。
「給料は上がったのに余裕がない」は気のせい?最新の賃金データから考える、今の年収の見直し方
「昇給はしたはずなのに、以前より生活に余裕がない」
「仕事や責任は増えているのに、給与が見合っていない気がする」
そんな違和感を抱えていないでしょうか。
転職を考えるきっかけとして「給与」は分かりやすいものですが、大切なのは今の年収だけを見て高い・低いと判断しないことです。
2026年10月に発表された最新の賃金データを見ると、給与を取り巻く環境にも変化が表れています。
給与は3.8%増。実質賃金もプラスに

出典:厚生労働省毎月勤労統計調査 2026(令和8)年8月分結果速報「1-1図 賃金の動き 事業所規模別現金給与総額)」
厚生労働省が10月7日に発表した「毎月勤労統計調査」の2026年8月速報によると、労働者1人あたりの現金給与総額は31万1,364円で、前年同月から3.8%増加しました。
基本給などに近い「所定内給与」も27万7,861円で3.8%増。一般労働者の所定内給与も35万3,346円となり、前年同月比3.8%増えています。
さらに、物価変動を考慮した実質賃金も前年同月比1.5%増となりました。
つまり、全体としては「給与が上がり、物価を考慮してもプラス」という状態です。
一方で、これはあくまで全国平均。自分の給与が同じペースで増えているとは限りません。
「昇給したか」ではなく「市場と比べてどうか」を見る
たとえば給与が1年間で1%上がったとしても、同じ職種・経験年数の人材に対する相場が3〜5%上がっているなら、実質的には市場とのギャップが広がっている可能性があります。
反対に、「給与が低い」と感じていても、在宅勤務のしやすさ、残業時間、福利厚生、仕事内容などを含めると、現在の会社の条件が自分に合っているケースもあります。
そこで一度確認したいのが、「今の給与への不満」と「自分の市場価値」を分けて考えることです。
求人サイトで同職種・同年代の募集年収を確認したり、募集要件と自分の経験を比較したりするだけでも、現在の待遇を客観的に見やすくなります。必要であれば転職エージェントなどから相場を聞くことも一つの方法です。
転職活動を始めることと、転職を決めることは同じではありません。
給与が動いている今だからこそ、「今の会社に残った場合」と「外に出た場合」の両方を知ったうえで、今後のキャリアを考えてみてはいかがでしょうか。
キャリ評編集長大森
昇給したかどうかだけでなく、同じ職種の年収相場や働き方と比較することも大切です。今すぐ転職する予定がなくても、求人を確認して自分の市場価値を知ることから始めてみましょう。
▼参考記事はこちら
・厚生労働省毎月勤労統計調査 2026(令和8)年8月分結果速報
その会社、社員を守ってくれますか?10月から変わった“転職先の見極め方”
10月から「求職者へのセクハラ対策」が企業の義務に
2026年10月1日から、改正法の施行により、企業には求職者等へのセクシュアルハラスメントを防止するための措置が義務付けられました。
対象は入社後の社員だけではなく、採用面接やインターンシップなど、求職活動に関わる場面も含まれます。
企業には、セクハラを認めない方針の明確化に加え、面談の時間や場所、SNSでのやり取りに関するルールの設定、求職者向けの相談体制の整備などが求められます。
転職希望者にとっても、企業の姿勢を見極めるうえで知っておきたい制度変更です。
面接は「選ばれる場」であると同時に「会社を見る場」
転職活動では「自分が採用されるか」に意識が向きがちですが、面接は応募者自身が企業の姿勢を見極める機会でもあります。
厚生労働省の「職場のハラスメントに関する実態調査(令和5年度)」によると、2020~2022年度卒業で就職活動を経験した男女737人のうち、31.9%が就職活動中(インターンシップを除く)にセクシュアルハラスメントを受けたと回答しています。

出典:厚生労働省Webマガジン「求職活動等をする方を守るために ― 求職者等に対するセクシュアルハラスメント対策の新ルール」
具体的には「食事やデートへの執拗な誘い」(33.2%)、「性的な冗談やからかい」(28.9%)などが挙げられています。
また、被害を受けた人の40.0%が「就職活動に対する意欲が減退した」、31.5%が「眠れなくなった」と回答するなど、心身への影響も明らかになっています。
出典:厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査(令和5年度)」※本調査は新卒時の就職活動を対象としたもので、転職活動における被害割合を示すものではありません。
こうした問題は、転職活動においても注意が必要です。
たとえば、選考過程で、
- 業務に関係のないプライベートな質問を繰り返される
- 採用担当者から私的な連絡や食事への誘いを受ける
- 断りにくい場所や時間帯で面談を設定される
といった場合は、「選考中だから仕方がない」と受け流さず、企業の対応を見極める材料にしてもよいでしょう。
一方で、面接方法や連絡手段が明確で、応募者からの質問や相談にも誠実に対応する企業は、安心して働ける環境があるかを判断するうえで、一つの参考になります。
面接は、企業から選ばれるだけでなく、自分自身が「安心して働ける会社か」を確かめる場でもあるのです。
これからの転職では「年収・仕事内容+職場を守る仕組み」も確認したい
さらに、2026年10月からは、顧客等による著しい迷惑行為、いわゆる「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対策も、すべての事業主に義務付けられました。
接客、営業、医療・福祉、コールセンターなど、顧客と接する機会が多い仕事では特に注目したいポイントです。
求人票の年収や休日だけでは、「トラブルが起きたときに会社が社員を守ってくれるか」までは分かりません。
面接で「顧客対応でトラブルが起きた場合、どのようなサポート体制がありますか」と確認することも、職場環境を知るための有効な方法です。
これからの会社選びでは、給与や仕事内容に加えて、「安心して働き続けられる仕組みがあるか」も比較項目の一つにしてみてはいかがでしょうか。
キャリ評編集長大森
転職先を選ぶときは、給与や仕事内容だけでなく、企業が応募者や社員を大切にしているかにも注目したいですね。面接での対応や相談体制なども、職場環境を知るための判断材料になります。
▼参考資料はこちら
注目の転職口コミ・体験談

キャリ評に寄せられた転職体験談から、今回は年収アップを実現した方と、働きやすい職場への転職に成功した方の口コミを紹介します。
給与や待遇だけでなく、安心して働ける環境を見つけるためのヒントとして、ぜひ参考にしてくださいね。
【気持ちよく働ける職場に転職できました!前職で得た知識も活かせています】
リクルートエージェント/20代後半・男性・経理関連

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