自分の強みや仕事の満足度が分かる自己分析方法をまとめました
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2020年05月22日
「あなたのセールスポイントは何?」こう質問して答えられる人って意外と少ないんです。自分自身を客観視できてないと答えることはできません。日常生活では支障ありませんが、面接官に自分自身をプレゼンできない人は転職では生き残れません。
今回は、学生時代の私に説明するなら「ここは抑えとけ!」と思っている「自己分析の基本中の基本、自分の強みを探り出す方法」を具体的に紹介します。
「転職に役立つ自分の強み発見法」をやってみよう!
まずは、自分のアピールポイントを棚卸ししてみましょう。
やり方
- ① まず、付箋を20枚ほど用意します。
- ② 次にこれまでの人生を振り返って、「褒められたこと」と「褒め言葉以外」を付箋に書き、時代別に張り付けていきます。(下図、シート1)
- ③ 「褒め言葉以外」の言葉をプラスの言葉に変える。
- ④ シート1で張り付けた付箋をグループ分けしてシート2に移します。
- ⑤ 文章にする
なかなか思い出せない人は周りの人に「私ってどんな人かな? 良いところ悪いところなんでも言って!」と聞いてみるといいでしょう。
(例)落ち着きがない→いろいろなことに興味がある、社交的
だらしがない→細かい事にこだわらない、大らか、寛容的
気が弱い→でしゃばらない、協調性を重んじる
同じようなイメージの言葉を同じグループにしてそのグループにタイトルをつけます。
(下図、シート2)
グループごとのタイトルは、あなたの性格の特徴だったり、仕事面での得意分野だったりいろいろ出てくるでしょう。自分のことなので気恥ずかしいけど、ここは謙遜せずにあなたのいい面を表してくれるような言葉をどんどん使っていきましょう。
最後の作業です。シート2をよく見返して「向いているポジション」「他社より長けている点」「その他特徴」に分けて文章にします。
いかがでしたか? 今まで言われてきたことを改めて言葉にすることで自分の特徴を客観的につかむことができます。私もやってみましたが、すごく楽しい作業でした。
「こんなこと言われて嬉しかったなぁ」と気持ちが明るくなったり、「そういえばこんなこと言われて少し傷ついたけど、裏を返せばこういう長所があるっていうことかぁ」など、いろんな気づきになりますよね。
短所だと思っていた性格を長所だと思えるようになると、自分を受け入れたり、許してあげたり、心のセルフケアになります。
とっつきやすいので自己分析初心者にもおすすめだと思います。学生時代の私が知っていたらもっと楽しく自己分析できていたな、って思います。
他にやってみて良かった自己分析おすすめサイト
自己分析には他にもたくさんの方法があり色んなサイトで紹介してます。私がやってみて良かったサイトが2つあったので紹介します。
*セルフ自己分析シートhttps://ameblo.jp/shinichi-itou/entry-11323198221.html
「私は○○です。」という文章を20個ほど書いて「だからどうなの?」と問いかけをしていくつかの文章を最終的に1つにまとめていく自己分析法で、この方法もやりやすかったです。
*リクナビ式「自己分析」https://job.rikunabi.com/media/self/way/
「want」(やりたいこと)、「can」(できること)「must」(やるべきこと)に分けて分析をしていく方法。上記の3つは自己分析をする上で大切なキーワードですよね。
ネットが普及した今の時代は、便利な情報が手に入りやすくなりました。ツールはどんどん活用して転職活動に役立てましょう!
仕事の満足・不満度をリスト化することでズレを無くす
「自分の強み」がわかったところで、次は現在の仕事に関しての自己分析をしてみましょう!「転職したけど、前の会社のほうがまだマシだった」「この会社もだめだ、また転職しよう」なんて悲惨なことにならないために・・・「現実と希望のズレをリスト化」しましょう!
やり方
下記の6つの項目で満足している点と不満を感じる点について書いていきます。
- ① 仕事内容
- ② 評価制度
- ③ 上司・先輩
- ④ 部下・仲間
- ⑤ 将来
- ⑥ 社内の人間関係
(例)
- ① 仕事内容「希望通り営業」「それなりに満足しているが、将来もこの仕事でいいのかな」
- ② 評価制度「チームリーダーに抜擢された」「不満な点は特になし」
- ③ 上司・先輩「先輩には恵まれている」「本部と現場の温度差が気になる=本部の上司に不満」
- ④ 部下・仲間「和気あいあいとしている」「出世意欲が感じられない」
- ⑤ 将来「満足している点はあまりない」「先輩を見ていると限界がありそう、正直不安」
- ⑥ 社内の人間関係「仲はよい」「意欲的に仕事をしている人が少ない気がする」
リストを書いたら、今度はそれをじっくり読み返します。
例の場合だと「人間関係は悪くなく、評価もそれなりにされているが、周りに出世意欲の強い先輩や仲間がいないので、将来のことを不安に思っている」ということが読み取れます。
後は、社内のムードを変えて自分はどんどん出世するんだ!と心を入れ替えて今の会社で働き続けるのか、思い切って社風の違う会社に転職するのか。次はそれを突き詰めて考えていくことになります。
このように現状と希望のズレをきちんと「見える化」することによって頭が整理できて本当に転職したほうがよいかどうかがわかってくるでしょう。
今の自分の置かれた現状を客観的に見つめる。それも自己分析の大事な目的です。
自己分析をしっかりやっておくと、履歴書や職務経歴書も書きやすくなりますし、面接でも自分の気持ちをうまく伝えることができます。ぜひ、取り組んでみてください。
こちらの本は、自己分析について丁寧に書かれていました。
福島直樹著「第2新卒の『転職力』」
この本は就職コンサルトが書いた第二新卒向けの転職本です。書き方がズバっとしていて、面白く読みやすい本です。結構きついことも書いてあるので、ハッと目を覚ましてくれるようなところもあり、とてもいい本だと思います。
まとめ
転職を考えている方は、人生の転換期を迎えていると言えるでしょう。今こそ自分を見つめ直すグッドチャンスです。今回紹介した自己分析法を実践して、自分の強みを洗い出してみてください。
今回のキーワード
「自己分析は自分らしい人生を送るためのツール」
参考URL・参考資料
福島直樹著「第二新卒の『転職力』」弘文堂