脱転職貧乏!転職を始める前に知っておくべき活動中にかかる費用まとめ

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2020年05月22日

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転職活動にかかるお金のこと、考えたことありますか? 何度か転職された方は知ってても、初めて転職される方は意外に見落としがちなポイントでもあります。脅すわけではありませんが、就活に専念していて気がついたら「お金がない!」なんてことは実際よくあることです。

お財布が底についてくると、精神的にも余裕がなくなってきて転職活動が思うように進まなくなってしまった、という事例も多く耳にします。転職活動にかかる費用についてまとめてみました。


転職活動にかかる費用の総額は平均54万円!

リクナビNEXTで転職活動経験者1000人にアンケート調査した統計では、転職費用に掛かる費用は54万円です。

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リクナビネクスト
https://next.rikunabi.com/01/database_rank/database_rank2_1.html


54万円! こんなにかかるのか、とびっくりした人も多いと思います。

あくまで平均なので、もっとかかる人もいるでしょう。それこそ100万円以上かかっている人もいます


私がびっくりしたのは、事前に準備したお金が0円の人が4分の1もいたこと。突然リストラにあってなんの貯金もないまま、転職活動をせざるを得ない状況になってしまった人もいるかもしれませんが、現実を甘く見ている人もいるかもしれません。

どちらにしても何があるかわからない時代ですから、日頃からある程度の貯蓄はしておくべきです。

こんなに差が出る!在職中と失業中のお金事情

在職中に転職活動をするのと、退職してから転職活動をするのとでは、かかる費用が違うところにも注目してほしいです。

在職中転職者の平均支出額が36万円なのに対して、退職後転職者は71万円もかかっています。実に2倍です。


その理由として、失業状態の人のほうが採用に不利な場合が多く、活動が長期化するからです。 失業状態の人はなぜ不利か。それは企業から「何か理由があって前の会社を辞めたのではないか」というマイナスなイメージを持たれるからです。


もう1つの理由は失業状態の人は「早く内定を決めなくては」という焦りが出てきて精神的にも余裕がなくなり、月日ばかり経ってしまうというケース。

リストラにあった場合などを除いて仕事を続けながら転職するのがコスト的にみてもベターでしょう


転職活動で、必要になってくる経費項目をまとめてみた

現職、退職後に、それぞれどのくらいの準備資金を貯めておいたらいいのでしょうか? データでは平均54万円でしたが、活動期間や活動場所、在職中か失業中か、その人の置かれた状況によってかかる費用は全く異なってきます。


転職にかかるお金は大きく分けて3つです。

○生活費
○面接交通費
○服飾費、書籍、履歴書郵送料等雑費

「生活費」というのはさらに細かく下記のように分けられます。

  1. 食費
  2. 家賃(住宅ローン)
  3. 光熱費
  4. 通信費(携帯電話、固定電話、インターネットなど)
  5. 公共費(新聞、NHKなど)
  6. ガソリン代
  7. 保険・医療費
  8. 子どもの教育費
  9. 娯楽費
  10. 雑費

生活費は在職中の方は給与でまかなえるので、特に考える必要はないでしょう。 問題なのは失業中の方。

借金をするのはもってのほかで、住宅ローンや子どもの学費積み立てを切り崩すようなことも避けるべき。あらかじめ生活費分の資金は貯めておきましょう


転職活動で準備しておくべき費用を計算してみた

転職活動にかかる費用を「1カ月の活動費」と「転職活動期間」をかけて計算してみた。期間が長くなることも視野にいれて、1年間で計算。(1カ月に絶対必要な費用×12)
実際にかかる費用は、合計生活費-失業手当の総額=生活維持費となります。


(例)毎月かかる費用が20万円、失業手当の総額が123万円だった場合、生活費は
240万円(20万円×12カ月)-123万円=127万円となります。

しかし、できれば失業手当をあてにせず、1年間に必要な生活費20万円×12か月=240万円を貯蓄できているとさらにいいですね。


転職活動で一番かかってくるのは「面接交通費」。面接に行く際にかかる費用です。遠隔地に住んでいる人は飛行機や新幹線代もかかってきますし、場合によっては宿泊代も要るのでかなりの出費になります。北海道から東京に行く場合を計算してみると、格安航空券を使ってもこれくらいはかかりそうです。

(例)北海道から東京に面接に3回行った場合(宿泊3回込み)
(往復交通費3.5万+宿泊代1万円(食事代込み))×3 =13.5万円


合計で13万円!遠隔地への転職を考えている方は、あらかじめ、まとまったお金を用意しておきましょう。

「服飾費や本、郵送料などの雑費」も気づかないうちにたくさん使っているもの。 面接のために新しいスーツや靴を買い足さなくはいけないこともあるでしょう。


転職にこれだけかかるよ!ということを具体的な数字で表しているサイトがありました。下記のサイトは、約2年に及ぶ転職活動だけでかかった費用を掲載しています。履歴書などの費用は、17万3810円とのこと。 個人のブログですが、個人のサイトはリアルな経験をそのまま書いてあるので、参考になると思います。 https://yaplog.jp/parsleymood/archive/1089

会社を辞めたときの失業手当ことで、気をつけてほしい点があるので触れておきます。


注意!1年未満の退職では失業手当が出ないことも!

失業手当とは退職前の2年間に12カ月以上雇用保険に加入していることが前提。1年未満で退職した場合は失業手当がもらえないので要注意です。 ただし、リストラや倒産といった会社都合で退職した場合は退職前の1年間に6カ月以上加入していれば対象となります。


〈失業保険の受給条件〉

また、加入期間が1年以内でも、自己都合で辞めてしまった場合でも2つ目の会社に入社するまでの間に失業保険を受け取っていなくて、2つの会社の加入期間の合計が12カ月以上であれば、2つ目の会社を退職した際に失業手当がもらえるんです。あまり知られていないかもしれませんね。ですので、会社を辞めた場合は、どんなケースであっても一度ハローワークに行って相談しましょう


〈支給額〉

退職前の過去6カ月の賃金を基準としてその45~80%となります。この1日当たりの金額が「基本手当日額」です。 45~80%となぜこんなに幅があるかというと年齢と退職前にもらっていた給料によって変わるからです。


〈給付日数〉

自己都合で退職した場合は雇用保険の加入期間によって決まり、90日~150日です。会社都合の場合は90日から最大330日です。


給付制限にも注意。会社都合の場合は手続き後1週間からもらえるのですが、自己都合の場合、3カ月間はもらえません。その間は収入がないので注意しましょう

失業手当に関するルールや手続きに関してはハローワークなどで確認しておくべきです。


まとめ

今回は転職活動費用について触れてみました。リアルな問題に直面して溜息をつきたくなるかもしれません。思ったよりお金がかかりますよね。 勢いまかせではなく、計画的に準備をしておきましょう。

今回のキーワード

転職活動は一年分の生活費を確保してから

今の仕事が激務の場合、思うように時間がとれなくてなかなか転職活動ができない状況ではありますが、できることなら在職中のうちに次の仕事を見つけたほうが経済的、精神的にも安定し、いい結果につながります。

お金がない、という問題は先延ばしにできることではないので、まずは自分や家族がしっかり食べていけるという状態で転職活動することが望ましいですね。

参考URL
DODA転職マネー相談室「転職活動ってお金がかかる?」
リクナビネクスト
Parsleyの「添え物は添え物らしく」

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