会社がイヤで転職をする際に確認しておくべきこと
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2020年05月22日
この記事を読んでくれている人の中には、すでに転職活動中、または転職しようかどうしようか迷っている人もいると思います。
一度すべてを真っ白の状態にリセットして「そもそも本当に転職をするべきなのか?」という根本的なところを突き詰めて考えてみませんか?
なぜ転職したいか冷静に考える
「上司がホントいや」「自分に合った仕事が他にあるはず」「体力的にきついわー」
など転職したい理由はさまざまです。
転職理由で共通してるのは現状を変えたいから
現状に満足していたら、転職する必要がないですからね。
転職本を読むと、「キャリアを磨きたい」という前向きな理由が必要で、「上司がイヤ」「給料が低すぎ」など会社に対する不平・不満の理由は不適切という内容が大半ですね。 ただ、これを鵜呑みにするのはあまり良くありません。
人間関係に疲れて心身に支障をきたしてきて仕事もままならないのであれば、転職して環境を変えてもいいでしょう。それで結果的に良い方向に行った、という事例はいくらでもあります。
人間は会社の奴隷ではありません。いったん入った会社に大事な一生を捧げる必要はないのです。あなたはいつでも自由を選択できる権利があります。
ただ、上司とちょっとトラブッただけで「転職してやる!」と容易な結果を選ぶのは危険です。
転職はそもそも「負」の部分があって当然だけど、その「負」の部分が会社を変えたことでなくなるのか? ということを突き詰めて考えてみてほしいです。
負の部分の転職理由として頻繁にあがる「人間関係」「仕事内容」「仕事をこなすスキル」の3つについて考えてみましょう。
転職理由①「上司がイヤ!」「人間関係が悪い」
上司に怒られて精神的ストレスになっているケース。本音の転職理由ランキング第1位。 ただ、上司に怒られるのは会社が変わっても起こる可能性が高いです。根本的な解決にならないこともあります。
上司の性格を変えるのは難しいので、まずは自分の受け取り方を変えてみましょう。「この人は自分を成長させるために叱ってくれているんだ、ありがたい」「言い方がキツイだけ」と思ってみましょう。感謝の気持ちをぼそっとでも口に出してみるのも言霊効果があるので違ってきます。
感謝なんかできない!っていうくらい距離ができている場合は、悔しい思いを仕事にぶつけて猛烈に頑張ってみましょう。そして上司に何も言わせないようにします。認められて褒められるかもしれません。とにかく自分の考え、行動を変えることから始めてみましょう。1つ始めることで何かが変わっていくかもしれません。
会社という組織はいろんな人がいて当たり前。全員が自分の好きな人なんていう環境はほぼあり得ません。まずは自分の受け取り方を考えましょう。自分が環境を良くするように努める。それでもだめなら、そこで初めて転職を考えましょう。何の努力もなしで、勝手に環境がよくなることはほぼあり得ません。嫌いな人が異動しても、また他の嫌いな人ができれば根本的な解決にはなりません。まずは自分が変わりましょう。
転職理由②「仕事に不満」
現在の仕事に不満がある場合。例えば、自分の希望する部署に配属されなかったとしても、すぐに転職を考えるのではなく、まずは目の前の与えられた仕事を一生懸命やってみましょう。
興味のない仕事であっても、自分なりにベストを尽くしたら何か道が開けて希望する部署に配属されることもあるかもしれませんし、合わないと思っていた仕事が楽しくなってくるかもしれません。
どんな仕事であっても給料をもらっている以上、あなたはその仕事の「プロ」。プロ意識を持って仕事に取り組んでみてください。
転職理由③「成果が出せない」「仕事が辛い」
これらが動機になっている人は目の前に立ちはだかる壁から逃避している可能性があります。
辛いときはどうしても逃げたくなるもの。しかし、そこで逃げてもまた同じ状況になったとき、また逃げますか? それを繰り返していてはいつまで経っても成長しませんし、どんどん転職が難しくなっていきます。
実際に逃げ腰がクセになってしまうと、その後もすぐに転職を繰り返す「ジョブホッパー」になってしまう可能性が高いです。そのスパイラルにはまってしまうと、キャリアを積めないだけでなく、周囲からも「続かない人」という烙印が押され、自信がもてなくなります。
しんどい時は、成長するチャンスでもあります。苦労を乗り越えたとき、人間としてとても成長しているはずです。
特に入社1年目の転職は要注意! 新卒で入った場合、これまでの学生生活とは180度違う生活、それこそ人生がひっくり返ったかのような衝撃を受けると思います。
5月病という言葉がある通り、研修も終わり、仲間たちと離れて新しい部署に入った頃に初めての挫折が待ち受けています。初めて会社という組織に入って、自分が何もできないことを知って愕然とするのです。仕事はできないし、上司には怒られてばかり、永遠に続くように感じる毎日に嫌気がさしてくるのも当然です。
ただ、入社1年目の挫折は当たり前! 踏みとどまってください。「新米が挫折するのは当たり前~」と軽く受け止め、いったん転職のことはおいておきましょう。 「転職はいつでもできるんだから」くらいの気持ちで。最初から仕事ができないのは当たり前なんだから自分を責める必要もありませんし、過度に自信をなくす必要もありません。
「入社1年目なんて、みんな失敗するする、次、できるようになればOK!」新入社員のときは、これくらいの気持ちにゆとりが欲しいですね。あまり切羽詰まって考えすぎてしまうと心身に不調をきたします。
転職するもしないのもあなたの自由。でも、いったん自分を外から客観的に見つめて、逃げ腰になっていないかどうか、考えてみよう。
転職するときは会社の人に惜しまれて退職しよう!
会社から惜しまれる人材でないと、次の会社でも役に立ちません。(それに惜しまれて辞める方が格好いいと思いませんか?) 何もスキルを身につけず、会社に何の貢献もせずに、会社を辞めてしまうのはおすすめできません。
まとめ
今回は本当に転職するべきかどうなのか、という根本的なところを考えてみました。
仕事は自由に選択できるし、辞めたければ辞めてもいいもの。ただ、自由であるということは「自分で取った行動が自分に返ってくる」ということでもあるわけです。
仕事が辛いからすぐに辞めるのは禁物。その時は楽になったとしてもまた同じことが起こったとき、同じことを繰り返していても成長しないし、本当に自分の行きたいゴールにはたどり着きません。
辛い時は誰でも逃げたくなるもの。しかし、辛い時こそ人は成長します。「これは成長するためのチャンスなんだ」と前向きにとらえて乗り超えられたとき、人間として一回り大きくなった自分を感じるでしょう。転職はそんな経験を一度や二度こえてから考えてみてください。
今回の転職ワード
「会社の人に惜しまれる人材になろう!」
参考文献
佐藤文男著「転職のバイブル2012」経済界
転職を考えてる方におすすめの一冊です。書き方に親しみがあり、スラスラと読めます!
参考URL
「初転職をするときにやっておきたいこと」
https://allabout.co.jp/gm/gc/381479/
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