転職する人もしない人も是非設定してほしいキャリアデザイン(キャリアアップ)についてまとめました
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2020年05月22日
「キャリア」という言葉を聞いたことがない人はいないと思います。特に転職を考えている人なら「キャリアデザイン」「キャリアアップ」「キャリアプラン」といった言葉をよく見聞きしているでしょう。
ただ、転職する予定がない人も、キャリアプランを立てることで、自分のしたいことを見つめ直すことができます。
そもそも「キャリア」って何?|自分らしく生きること
「キャリア」のもともとの語源はラテン語で「車道」や「車の轍(わだち)」という意味。人生に置き換えると、これまで私たちが歩んできた足跡、人生で積み重ねてきたあらゆる経験という意味になります。
なんだか素敵だと思いませんか? 広い意味での「キャリア」とはそういうことなんです。
「私にはキャリアがない」と言う人もいるかもしれませんが、キャリアがこれまでの人生経験だとしたら「キャリアがない」ということはあり得ないのです。
例えば、パソコンの使用経験、発注書を作成経験、来客対応をしたことはある、どんなことでも毎日の仕事のなかで経験したことすべてが「キャリア」です。
今後の人生を考えたとき、これまでとまったく別の仕事をしたいと考えている人でも前職で培ってきたことが思わぬところで武器となったりするもの。無駄なことは何一つありません。
そして今までの経験を生かして今後の人生を考えたとき、社会と関わりながら自分らしい、満足な生き方をするために必要な経験・スキルがキャリアということになります。
では「大満足な人生」とはどうすれば送れるのでしょうか? これを考えるのが人生設計、つまり「キャリアデザイン」です。次はキャリアデザインについて考えてみましょう。
キャリアデザインは優れた部分を伸ばしていくこと
キャリアデザインとは「自分自身で自分らしい人生を作り上げていく」という意味になります。こう書くと楽しそうなイメージですよね。ただ、楽しいだけではなくて「自分で作り上げる」ということは、責任も自分で取らなければなりません。
キャリアデザインという言葉が、よく使われるようになったのは1990年代のバブルが崩壊後。この頃のサラリーマンは、経営困難に陥った企業から人件費削減のため、たくさんリストラに遭いました。
それまでの終身雇用制度が崩壊したのです。「会社に入れば一生安泰」という時代は終わり、「いつでもどこでも仕事に就ける自分でなければならない」と考える人が増えました。
「いつでもどこでも仕事に就ける」つまり「必要とされる人材」になるためには自分が他の人より優れている部分を持っていなくてはいけない、ということです。「自分はこれが強みだ!」と思っていても、それを周りから評価されないと意味がありません。
そこで自分の強みをどんどん強固なものにするために経験を積みます。この経験が「キャリアアップ」です。
キャリアアップは積み木を上手く重ねていくイメージ
キャリアアップを考えていくときに、わかりやすいイメージが積み木です。積み木は一つの場所である程度厚みのあるものを積み重ねていきますよね?
無計画にただ個数を積めばいいというわけではなく、一個一個の積み木にそれなりの厚さが必要。仕事で言えば、一つの職種を3年以上は続けて成果をきちんと出すことで厚みのある積み木を手に入れることができます。
そして、積み木を重ねる場所も大切です。ばらばらのところに積み木を並べても高くはなりません。自分のキャリアの軸はこれだ、と決めたのならその軸に積み木を重ねていくことで効率よく高く積み上げることができます。
どんな経験でも意味のないことはない、と冒頭に書きましたが、自分のなりたいイメージ、行きたい会社があるのならそこに焦点を合わせてどんな経験を積んでいくのかを考えた方が効率的なわけです。
注意してほしいのが時代背景です。いくら自分がやりたいことがあったとしても受け入れてくれる会社やニーズがなければその夢は実現できません。
自分がどんな経験を積み、どう生きていきたいかを考えると同時に、時代背景やニーズも照らし合わせて考える、それが「キャリアデザイン」です。
キャリアビジョンで自分の将来をイメージしよう!
次に具体的なキャリアデザインの方法を見ていきましょう。「こうなっていたらいいな」という自分の理想の姿をイメージするのが「キャリアビジョン」になります。
キャリアビジョンを描くことは人生設計をする上で必要不可欠なものです。キャリアビジョンは長期、中期、短期と大きく分けて3つのスパンに分けて考えるとわかりやすいです。
- 1.長期(10年後にしたいこと)
- 2.中期(5年後までに進めておきたいこと)
- 3.短期(1年後までにすべきこと)
最初は10年後のイメージからしていきます。そんな遠い未来のことなんて、と思われるかもしれませんが、長期的な目標を決めないと、短期的な目標も定まらないので、ここからまず考えます。10年後とありますが、6年後~20年後の範囲でもいいでしょう。
そしてそれに向けて、必要な経験は?スキルは?と、どんどん掘り下げて書いていきましょう。そうすると、5年後に必要なこと、1年後に必要なことが見えてきます。
(例) 外食産業で雇われ店長をしていて、将来は自分の店を持ちたいという場合
長期的(10年後)
- 飲食店をオープンする!
↓
中期的(1年後~10年後)
- 資金を貯める
- どんなお店にするか、どこに開くか、マーケティングをする
- 経営、会計力をつけるための勉強をする
↓
短期的(1年後)
- 働きながら資金を貯める
- 人脈を広げる
- 今の仕事で吸収できるところは全部吸収する
このように最初に長期的な目標をかかげて、そこから逆算してやるべきことを決めていくのが一番やりやすい方法だと思います。
キャリアデザイン設定をするのにおすすめなサイト
10年後のことを決めるのが大事だっていうのはわかったけど、そんな先のことはやっぱり難しいよ、という方はこちらのサイトが参考になります。
日本マンパワー
https://www.nipponmanpower.co.jp/ps/think/vision/
このサイトでは10年後のキャリアビジョンを考える方法として「ライフスタイルの明確化」を推奨しています。
このように希望のライフスタイルに近いものをチェックしていきます。
次に「仕事の価値観」についても同じようにチェックしていきます。
(引用 https://www.nipponmanpower.co.jp/ps/think/vision/)これを行った上で10年後、5年後のあなたがなりたいものを文章で表現してキャリアビジョンを考えていく方法です。
自分ではなかなか難しいという人は、こういうツールを使うと気軽にできると思います。私も利用してみましたが、面白かったです。
キャリアデザインは一度してしまえば終わり、というものではなく、常日頃から自己分析をして人生を見つめ、1年ごとに修正、変更していくのがいいでしょう。最初に決めてしまったからそれを守らなければならない、というものでもないので、気軽にやってみてください。
まとめ
今回は「キャリア」について掘り下げてみました。皆さんのキャリアビジョンは描けましたか?あまり難しく考えずに「なりたい自分になるんだ、そのための道筋を描くことがキャリアデザインだ」と思ってください。
今回のキーワード
今まで歩んできた自分の足跡、そしてこれからの人生を自分らしいものにするために必要な経験・スキルが「キャリア」である!
最後に素敵なフレーズを紹介させてください。
「キャリア」の語源=車の轍(わだち)
轍(わだち)は通った車が残していった車輪の跡。
轍(わだち)は車を降りないと見られない。
車を乗り換える時やぬかるみにはまった時、道に迷った時に車から降りて目にするもの。
人は誰でも自分の将来を展望する時、「自分は何をしてきたのか」「何ができるのか」など自分の人生を振り返る。
それは自分の轍(わだち)を振り返ることだ。
そして、立ち止まった時が現在であり、それに続いて、未来へと続いている。
(引用元「キャリコンサルトの部屋」https://career.wiselink.biz/career01.shtml)さまざまな出会い、経験によって歩んできた自分の足跡が道に残っている。でもそれは振り返ったときに初めて気づくもの。そしてまた前を見て道を歩いていくその先に美しい景色が広がっている、そのようなイメージでキャリアデザインができたらいいですね。
参考文献
キャリアの語源に関してはこちらの本を参考にしました。
大久保功・石田坦・西田治子 著「18歳からのキャリアプランニング」
学生向けの就職本ですが、キャリアとは?人生とは?という深いテーマがわかりやすく、丁寧に書かれていて、ハウツー本としてもおすすめの一冊です。
参考URL
「キャリアデザインって何?」
https://naritai.com/careerdesign.html
「転職キャリアアップガイド キャリアデザインは長期・中期・短期で考える」
https://www.hapilabo.com/career/post_191.html
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