ホームページのSSL化は大丈夫ですか?7月からはSSL化されていないと警告が出ます。

近年、スマートフォンの普及に伴ってインターネットの利用者が増加したことにより、ホームページのセキュリティを強める動きが高まってきているのをご存知でしょうか?

ホームページのセキュリティを高める動きは、日本だけでなく世界的な流れとなってきており、2018年7月からは、ついにGoogle社のGoogleクロ-ムを使っているユーザーに対しては、ホームページがSSL化されていない場合は、警告が出るようになります。

SSL化とはホームページの通信セキュリティを高める仕組み

ホームページを見るという行動は、常にインターネットを通じて通信のやり取りを行っています。SSL化とは、この通信のやり取りを暗号化することによって、個人情報などを悪意のある第三者から守るための仕組みなのです。

自社のホームページがSSL化されているかいないかを確かめる方法は簡単です。

ホームページのURLの【http】の部分を【https】にしてアクセスをしてみましょう。

SSL化されていない場合は、下の画像のような警告が出ます。

警告が出たホームページは通信の安全性が確保されていないサイトとして、ユーザーから認識されてしまい、ホームページを見ることができなくなってしまいます。

【https】ではなく【http】でアクセスすれば、ホームページを見ることができますが、Googleクロームを利用しているユーザーは、7月からは【http】でアクセスしても、SSL化されていなければ下記のような警告が出ることになります。

このようにSSL化されていないホームページは、7月以降にGoogleクロームを利用しているユーザーから、【危ないサイト】として見られてしまうので、対策をする必要があるのです。

SSL化の警告が出るGoogleクロームは、PCで6割・スマホで3割のシェアを誇る

インターネットでホームページを見るにはインターネットブラウザが必ず必要です。

Googleクロームは、PCで約60%のユーザーがインターネットブラウザとして利用しており、ホームページがSSL化されていなければ、7月以降はPCでホームページを見る半分以上のユーザーに【危ないサイト】であると警告が出てしまうことになります。

また、スマートフォンでは、AndroidはGoogle社のOSですので、標準状態でGoogleクロームに設定されています。日本は、iPhoneのシェアが多いので、スマートフォンではGoogleクロ-ムは30%ほどのシェアとなりますが、世界で見た場合は70%を超えてきます。

つまり、少なくとも7月以降は、インターネットでホームページを見るほとんどのユーザーに【SSL化されていないサイトは危ない】という警告が出ることになるのです。

SSL化に不可欠なものはSSLサーバー証明書とホームページ修正

SSL化をする上で絶対に必要となってくるのが、SSLサーバー証明書とサーバー設定です。

SSLサーバー証明書とは、現実世界で言えばホームセキュリティで有名な「セコムしてます」みたいなものと考えて頂ければわかりやすいかと思います。

このSSLサーバー証明書は、発行する会社が複数あり、それぞれ格付けなどが設定されています。信頼性の高い会社が発行するSSLサーバー証明書は、料金なども高額なものとなってきます。

また、SSLサーバー証明書は、期間契約となっていますので、一度料金を支払って終わりというわけではなく、継続的な費用が掛かることは覚えておいた方が良いでしょう。

ホームページ修正は、これまで【http】だったホームページの転送先設定を変更したり、HTMLやCSSのコード修正などが必要となってきます。専門的な知識がある方なら、それほど難しいことではありませんが、もし自社のホームページの管理を外部企業に任せている場合は、一度相談してみると良いでしょう。

弊社でもホームページのSSL化については、ご相談を承っておりますので、自社のホームページのSSL化について気になった場合は、ぜひご相談下さいませ。