ITエンジニアは企業の採用意欲が高く、未経験からでも活躍できる環境が整っている!│現役転職エージェントが解説
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2020年11月26日
IT業界では他業界よりも変化の波が激しいです。新しいサービスや職種が生まれたり、消えたりしています。
今回はIT業界の中でも、エンジニア職を中心に解説していただきました。解説者は、20代に強い人材紹介会社UZUZで転職エージェント(キャリアカウンセラー)と企業の営業部長をされている白川さん。
現役エージェントとして、企業と求職者を見て実感されている情報です。エンジニアの「採用傾向」「労働環境」の変化がわかる内容になっています。特に、ITエンジニアが希望職種の候補にあるという方に役立つでしょう。
(投稿日:2017年8月30日)
この記事の目次
業界の動向│人材不足だからこそ、未経験からの育成環境が充実してきている
2030年には70万人前後のエンジニア不足が予想されており、そのため人の採用が一番の課題と言われています。
昔のように労働環境が厳しい企業はゼロではありません。しかし、今では働く環境が整ってきています。
残業時間は短く、残業代全額支給や研修期間も数ヶ月ある企業が多いです。エンジニア未経験者を引き受けている企業も多くあります。
業界の予測
今後はますます人材採用不足が予想されます。IT業界の現在の求人倍率は7倍程にも関わらず、です。
そのためいかに文系未経験を採用し、自社で育てられるかが重要になります。また、差別化を図りづらいエンジニアリングの企業であれば、なおさらブランディングやPR活動で企業自体への魅力づけ、自社の社員への魅力づけが重要になってきます。
以上のような、エンジニアリング業務「+α」にしっかり取り組んでいる企業が生き残っていくと思います。
ただ、現状ではIT企業の人事は「採用」のみにフォーカスしており、採用するための外部露出や評価・給料などの制度設計、社員の満足度向上のための施策などの知見はないことが多いです。
そういったときに人材紹介会社であったり採用コンサルティングを利用している企業は強いはずです。
- ・エンジニアは2030年には70万人が不足すると言われている
- ・人材定着のため、企業は未経験からでも働きやすい環境を整えてきている
- ・企業と人材に魅力のあるエンジニアリング企業が生き残っていく
求人傾向│エンジニア完全未経験でも積極採用
企業の採用意欲は非常に強いです。特にSES(エンジニアリングサービス契約)の企業は人の採用が会社の業績に直結するので採用意欲は高いです。人を採用して常駐させることで利益につながるので。
求人内容としては、若手(22歳~27歳)で文系未経験を求めていることが多いです。コミュニケーションが取れることとITへの興味、エンジニアへの興味を持っている人を採用する傾向があります。
今は良くも悪くも圧倒的な人手不足のため未経験でも採用して育てようと思う企業が増えています。そのため技術力ではなく人間性、そして興味があるかどうかをみられることが多いです。
採用サイドも若手未経験の場合は技術がないことは知っています。それでもIT業界に「興味があるのか」「事前に調べてきているか」をみます。多くの企業様が「希望する以上は調べて勉強しているでしょ」と考えています。
一から学ぶことが多いので素直に話を聞いて技術を吞み込めたりできるかどうかが大事だったりします。また、お客さんと接したりすることもあるので最低限のコミュニケーション能力を求められることも多いです。
企業側の変化│エンジニア完全未経験も採用
完全未経験を受け入れる企業が多くなっていることが変化としてあります。
少し前は、未経験でも独学でやっている方や理系出身の方を求める傾向がありましたが、今では文系未経験を採用している会社が増えています。
それは文系未経験を採用する企業の多くが伸びているからです。比例して、文系で未経験でも活躍する方が増えています。
そのような流れから採用ターゲットを変更し、完全未経験を採用する会社が増えました。
給与・年収│増加傾向にある
20代のITエンジニアの平均年収とその職種全体の平均年収を以下の表にまとめました。職種ごとにみると上がったり下がったりして不安定に感じるかもしれませんが、職種全体の平均年収をみると増加傾向が見て取れます。
転職サイトによると、20代の平均年収は298.5万円で、大卒以上になると325.2万円とのこと。そのことを念頭に表をご覧ください。
単位:万円 | サーバーエンジニア | 全体平均年収 | SE・プログラマ | 全体平均年収 | ネットワークエンジニア | 全体平均年収 |
---|---|---|---|---|---|---|
2013 | 392 | 461 | 374 | 433 | 368 | 451 |
2014 | 401 | 485 | 383 | 448 | 369 | 464 |
2015 | 399 | 497 | 386 | 468 | 366 | 464 |
2016 | 401 | 493 | 380 | 467 | 375 | 479 |
あなたの年収は平均以上?気になる20代の平均年収を調べてみた。)
ITエンジニアの年収は決して低くない水準で推移していることがわかります。
また、ITコンサルタントなど管理職的な職種へキャリアアップすればさらなる年収アップが狙えます。
- ・ITエンジニアの採用傾向は、コミュニケーションが取れることとITへの興味、エンジニアへの興味を持っていること
- ・企業の採用意欲は非常に強い
- ・文系未経験の採用が増えている
- ・年収は増加傾向にある
求職者の傾向│第二新卒・既卒・フリーターは安定志向だが、チャレンジする人も増えている
弊社(UZUZ)のターゲットは第二新卒・既卒・フリーターの方が多く、正社員になりたいという希望を持っている候補者が多いので、サポートする候補者(求職者)は「安定志向が強い」方が多いです。
ただ、登録者が増えていく中で以前よりは「上を目指そうとする意識が高い人」「大手よりもベンチャー」こういった方が徐々に増えてきていると感じています。
やはり最近は日本を代表するような会社の経営が傾くといったニュースもあるので、会社に頼るのではなく自分のスキルを磨く・経験値を稼ぐ方向にシフトしつつあるのではないかと思っています。
開発エンジニア・インフラエンジニアが人気
ITエンジニアの中で開発エンジニアとインフラエンジニアが人気です。未経験から目指しやすい職種であることが要因です。
経験者であればWEBエンジニアとしてフロントエンドを目指される方が非常に多いです。
未経験からでも目指すことができ、労働環境なども昔に比べてよくなったこと、研修体制が充実したりしていることから人気が出てきています。
- ・第二新卒、既卒、フリーターは安定志向が強い
- ・求人では開発エンジニア、インフラエンジニアが人気
まとめ
人手不足な業界となると劣悪な環境をイメージしがちですが、人材定着のために数ヶ月かけて人材育成をしたり残業代をきっちり支払ったりと、環境が整ってきています。
「未経験を育成すれば利益が出る」という流れが業界にあるので、若さと勉強する意欲さえあればチャレンジする価値はあると思います。
多くの需要もあるので、エンジニアはカタい職業ともいえますね。ただ、向き不向きがあるのでご自身の適正を照らし合わせて判断しましょう。
ウズキャリ第二新卒とは?│第二新卒・フリーター・既卒の若手に長時間サポートで内定率83%・定着率92%
UZUZは20代に強い人材紹介会社です。サポートにかなり力を入れており、一人につき20時間のサポートを約束しています。
入社後もサポートしてくれるので、不安や悩みがあっても相談することができます。
その結果、ウズキャリ第二新卒を利用した方の内定率が83%、定着率が92%とかなり高水準です。
ブラックな企業を紹介しないよう心がけており、労働時間や社会保険の有無などもしっかり調査しています。もし、問題が見つかればその企業の求人紹介を停止するほどの徹底ぶり。⇒ ウズキャリ第二新卒(UZUZ)の取材やその他の特徴はこちら
未経験からでも始められるITエンジニアの求人も多数取り扱っています。新宿のオフィスに通える方限定のサービスなので、首都圏にお住まいの方で「手に職をつけたい」「新しいスタートをしたい」というにはオススメの会社です。
面談をして、入りたい企業が見つかれば安心して選考にのぞむことができます。
この記事を解説してくれた転職エージェントのプロフィール│UZUZ(ウズキャリ第二新卒)白川 聖悟さん
大学では体育の教員免許を取得。就職活動時は、成長性を求めベンチャー企業のヘッドハンティング兼コンサルティング会社に入社。3年勤めた後、起業するための知識や経験を積むためにUZUZ入社。営業部長兼キャリアカウンセラーとして主に営業チームの統括を担当している。
カウンセラーとしては、候補者の将来を意識してサポート。入社後、定着し活躍してウズウズ働けることがゴールだと考えているとのこと。
面談では候補者の将来の話だけでなく、過去も詳しく聞くようにしている。「その方は何に喜び、何に苦痛を感じるのかを確認しミスマッチがないようにします」と、ひとりひとりを深く理解した上でベストマッチを提案する。
UZUZ白川さんからのメッセージ
未経験で技術職へ就職することは不安が大きいと思います。ただ、今や未経験から技術職へ挑戦している方の方が多い時代です。
企業もそれに伴い研修体制を整えたり、働きやすい環境を用意してくれていますので安心してほしいです。
また、入社した最初の半年が一番大変で辛いと思います。なぜなら、やったことがないことに挑戦するからです。
入社している方はみなさん同じように、「一番辛かったのは研修や入社してからの半年」とおっしゃいます。それを乗り越えると、あとは自分の技術を磨くだけです。それまで技術の基盤を作ることが大切です。
手に職をつけ、より良い人生を歩むために、将来「楽」できるようにまずは就職活動から入社後半年まで辛いかもしれませんがやり切りましょう!
ウズキャリ第二新卒(ウズウズオフィス)の面談場所
住所:UZUZ本社オフィス
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-11-20 オフィススクエアビル新宿4F