アパレルに転職したい方へ。MDやバイヤー、デザイナーに必要な資格となるための条件をまとめました

【PR】当サイトではアフィリエイト広告を利用してサービスを紹介しています。

2020年05月22日

アパレルの資格

アパレル業界では必要な資格やスキルが職種ごとに異なります。最初から持っていた方が有利な資格、仕事をしながら取れる資格もあります。人気のMDからショップ販売員まで必要なスキル・条件をまとめました。

資格やスキルを身につける事で転職に有利になることもあります。将来を見据えて計画的に取ってみましょう。

また、以下のページでアパレルの職種・年代ごとに年収をまとめています。ご自身の年収と照らし合わせてみてください。
アパレル業界の年収ってどのくらい?仕事内容と年代別の一覧表でまとめました

知りたい職種はこちらから見られます。

職種 仕事内容
販売員・ショップ店員 店舗での販売や接客が主な業務
MD 商品管理・開発・販売・予算の総合管理を受け持ち、市場調査により売上の動向を分析する
バイヤー 商品の買い付け担当。トレンドやマーケットを分析して発注管理をする
デザイナー コンセプトに沿って服飾をデザインする
パタンナー デザイナーが描いたデザインを型紙におこす
VMD 店舗のディスプレイや配置を作り、見た目をよくする。顧客目線でショップを作る
プレス・広報・PR 自社商品の宣伝やPRをする

アパレル販売員・ショップ店員に必要な資格とスキル

仕事内容 接客、販売など
必要な資格・スキル なし
求められる能力 コミュニケーション能力、ブランドを理解する力、ブランドを体現する力

流行のファッションを身につけて顧客に販売する大切な仕事には、ファッションセンスに加えてコミュニケーション能力も必要になります。相手が何を求めているかを会話の中から知らなければ販売することが出来ません。

未経験者でも、やる気があれば採用されやすい職種ですが、転職が多いのもアパレル販売員ですので幾つかの資格を持っているとスキルアップによって繋がり、販売員からVMDやバイヤーとしての転職も可能です。

基本的な資格として、ファッション販売能力検定を持っていると未経験からアパレル販売員に挑戦するにも有利です。いずれ、バイヤーとしての活躍するつもりであればファッションビジネス能力検定、カラーコーディネーター検定の資格も身につけておきましょう。

MD(マーチャンダイザー)に必要な資格とスキル

仕事内容 商品開発、予算・生産管理や販売、市場調査など
必要な資格・スキル なし
求められる能力 コミュニケーション能力、マーケティング力、数字に強い、情報収集力

MDは、商品開発から予算・生産管理、販売までをマルチに扱う、総合管理の仕事になります。販売・販促・商品企画など多くの人と仕事をしますから、まずはコミュニケーション能力が高いことが一番です。トレンド発信能力や市場調査などで情報収集能力が高いことも重要です。

特殊な資格は必要とはしませんが、人脈が広いことでキャリアアップに繋がるのがMDです。経営力が必要になることやデータ管理も同時に行いますので、販売経験者が兼ねている会社も多いです。センスが問われますから、販売スタッフとして長い経験のある人、海外買い付けには語学も必要です。

アパレルでは一般の販売員から、MDにスキルアップしていくことが多いために、販売力をしっかりつけておくことは顧客習得やその後のレベルアップにも役立ちます。従来のセンスに加えて、販売の基本となる販売士、カラーコーディネーターの資格があれば戦力としても高い評価が得られますし、MDとして商品の売り込み力に役立ちます。

バイヤーになるための資格とスキル

仕事内容 商品の買い付け、値段交渉、予算管理、情報収集など
必要な資格・スキル なし
求められる能力 コミュニケーション能力、交渉力、数字に強い、マーケティング力、先を見通す力、ファッションセンス

バイヤーは企業にとっては重要なポジションです。商品の売り上げを左右する商品を買い付けするわけですから、ファッションセンスやトレンドの分析力、商品の良し悪しを見分ける判断力や分析力も必要です。

当然、海外への買い付けもバイヤーの仕事になりますので語学力がないとバイヤーにはなれません。バイヤーは入社して直ぐになれるのではないので、ショップ販売員から始めて様々なスキルを身につける必要があります。

海外の買い付けがある場合は交渉をしなくてはなりませんから、英語能力はあって当たり前の職種です。職種ごとの英語力については終盤に記述しています。
英語力についてはこちら

販売から入り、売れ筋の分析や客層分析をしながらスキルアップしていきます。洋服のコーディネートだけでなく、何時どうやって魅力的の商品を売り込んでいくかを判断します。

ファッションビジネス能力検定を受けておくと、ブランドに対する知識・デザイン・トレンドを理解が高まるため、バイヤーとしてのステップアップに繋がりますので有利になります。

デザイナーになるために必要な資格とスキル

仕事内容 デザイン、企画立案、素材選定、マーケット分析など
必要な資格・スキル 服飾デザインの経験
求められる能力 デザイン力、コストの意識、マーケティング力、Illustrator・Photoshopの使用経験

ブランドのコンセプトに沿った商品をデザインするのがデザイナーです。

時代の先を読む力と、提案力が大切になります。

デザイナーになるには、服飾デザイナーとしての基本を学んでおく必要があります。センスやデザインも当然ながら、ターゲットに合わせてアイテムを作り上げる企画力も重要なポイントです。

ブランドにより、どんな服をイメージして作るかを立案し流行や市場に合ったデザインを企画するのが服飾デザイナーに求められます。デザインだけなら、特別な資格は必要はないのですが、服を作る基礎を学んでおくことはデザイナーとしてのスキルをアップするためには必要です。

服飾学校で一通りを学ぶ、洋裁技術検定、パターンメイキング技能検定のように、基礎的な技術の資格を持っていると即戦力として採用されやすくなります。カラーコーディネーター、ファッション色彩能力検定もデザインを作るのに必要な事ですしブランドイメージを打ち出す為には基礎をしっかり構築しておきたいものです。

パタンナーになるために必要な資格とスキル

仕事内容 パターンの作成、トワル、仕様書・サンプルの作成など
必要な資格・スキル パターンメイキングや洋裁の技術
求められる能力 コミュニケーション能力、マーケティング力、数字に強い、情報収集力

パタンナーは、デザイナーが平面で作ったデザインを立体的な型紙に起こす仕事をしています。縫い代や合い代まで細かく作成する専門職です。

デザイナーの指示に従い、計算されたラインを実際に布で表現するとイメージ通りになるかをここで作っていきます。実際に縫製される為の大切な行程で、最近ではコンピューター化しています。デザイナーがパタンナーを兼任する場合もあります。

未経験者でも技術があれば求人があります。必要とされる技術は、パターンメイキングや洋裁の技術です。

最近では、型紙をPCから起こす企業も増えていますので、あらゆる技術を習得しておくことが重要です。パタンナーの採用では、パターンメイキング技術検定資格を持っていると評価されます。基礎的な技術と知識の検定になりますので、専門学校で学んでおくと良いですね。

コンピューターを使ったパターンを作るためには、CAD利用技術者検定資格も大切です。

この他には、洋裁技術検定、和裁技術検定、ファッションビジネス検定の資格も実務でパターンを起こす時に役立ちます。衣類によってパターンの起こし方は異なりますので、個人の技量だけでは難しくなります。未経験であっても、これらの資格を持っていれば求人もありますのでしっかりと勉強しておきましょう。

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)になるための資格とスキル

仕事内容 商品ディスプレイ、売り場づくり、ブランドに基づいたVMD企画・実行・管理、ウィンドウ・店内装飾など
必要な資格・スキル VMD経験、または店舗マネジメント経験
求められる能力 内装設計・空間デザインの経験、VMD経験プラスアルファの能力・経験(グラフィックデザイン経験とそれにともなうソフトの使用経験など)、製作施工管理ができること

お店の視覚的な演出をするVMDは、店の雰囲気に合わせて魅力的なディスプレイを作らなくてはなりません。アパレルでもっとも重要な「見せて販売する」ための重要なポジションですから、センスだけでなく人の心を打つようなディスプレイ能力が必要です。

未経験者は非常に厳しく、アパレル販売のスキルがある人がVMDとして活躍します。アパレルの動向やブランドイメージを理解するセンスが強く求められますので、カラーコーディネーター検定、ファッションビジネス能力検定、ファッション販売能力検定の資格を持っていると便利です。

未経験から始めるには、ファッション販売員としてアパレルに入社し店舗販売を経験してから実務に当たることが多くなりますのでコーディネートの基本となる資格はしっかり学んでおきましょう。

プレスになるための資格とスキル

仕事内容 広報・PR、SNS更新、イベント企画、プロモーション、商品の貸出など
必要な資格・スキル なし
求められる能力 コミュニケーション能力(社内外との折衝など)、SNSを使いこなす力、企画力

営業や広報を担当するプレスは、幅広い人脈があればあるほどに有利です。メディアからの問い合わせや取材に対応したり、自らブランドの売り込みをしていきますから明るくて、コミュニケーションが上手に取れることが大切になります。

ファッション業界に精通した知識が必要になりますので、トレンドの動向をいち早く察知する為に、ファッションビジネス能力検定は是非持っておきたいですね。

プレスはブランドの顔でもあるので、ファッションセンスも求められます。例えば、顧客が何を求めているのかに加えて、トレンドを上手く融合して既存のファッションをいかにトレンド感のあるものにチェンジするかというプレスに求められる役割をこなす場合には、ファッション販売能力検定を資格として持っていると役立ちます

英語力について

アパレルの職種により英語力を強く求められるのは、バイヤーやMDです。海外での買付や交渉には英語力の有無は大きく左右しますので一定の英語力は習得しておきたいですね。

特に外資系のアパレル業界では、ファッション販売員にも英語力を求めている企業もあります。英語でのコミュニケーション頻度が高くなる、プレス、MD、バイヤーはTOEIC 900点、店長やマネージャーなら700点は欲しいところです。

ショップ販売員でも、英語力が高くビジネス能力が高い人はバイヤー、プレス、MDにスキルアップすることも夢ではありません。都内のように外国人が多いショップや観光客が訪れる立地にあるショップ販売員も英語力が高いことは武器となります。

まとめ

アパレル業界は華やかな職業で多くの人が憧れます。多くの職種は、特別な資格がなく未経験であってもチャンスがあります。アパレル正社員になってから、自分のスキルを磨いてバイヤーになる人もいますし、誰もが多方面のチャンスをもっているといっても過言ではありません。

商品知識を得るのは毎日の仕事の中でのスキルアップですが、その為にはアパレルに必要とされる資格を1つでも多く持っていると自身のステップアップに繋がります。みんな最初は未経験ですから、自分のスキルを徐々に高めて自分の望む業種を目指していきましょう。

アパレルお悩み診断┃年収と残業の悩みを解決する方法

当サイトで調査したところ、アパレル業界で働かれている方で多い悩みは「年収の低さ」と「残業の多さ」でした。悩み別に解決する方法をまとめましたので、当てはまる方はご参考にしてください。

→年収に悩みがある方はこちら

→残業に悩みがある方はこちら


参考サイト
「ファッションビジネス能力検定」一般財団法人日本ファッション教育振興協会 | ファッションビジネス能力検定試験
https://www.fashion-edu.jp/bis/bis.html
ナリカタ|ファッションデザイナー編 - 必要な知識・求められる資質
https://www.narikata.com/fashion/fd/howto/quality/
パタンナーになるには | パタンナーの仕事、なるには、給料、資格 | 職業情報サイトCareer Garden
https://careergarden.jp/patterner/naruniha/
ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)になるには - 大学・短期大学・専門学校の進学情報なら日本の学校
https://school.js88.com/success/catalog/job/jsc_naruniwa_guide:genre_cd:105:job_cd:534:scl_tp_cd:11.html
プレスになるために (ファッション・アパレル・ブランド) | ブランド辞書 BRANDIC
https://www.brandic.jp/school/for-press.html
仕事内容まるわかり職種図鑑(マネージャー・店長・店長候補 (販売職))|女性の求人・転職なら【とらばーゆ】
https://toranet.jp/contents/job/zukan/service/2813/


転職のリアコミでは、人材紹介会社を利用した方からいただいた口コミの一部を掲載しています。