アパレル業界の年収ってどのくらい?仕事内容と年代別の一覧表でまとめました

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2021年12月06日

アパレル平均年収PC

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「アパレル業界に興味あるけど実際どんな職種が年収いいの?」
「プレスあたりが花形で給料が高そう!」と気になっていませんか?

「アパレル業界」とひとことで言っても職種は多岐にわたり、それぞれ年収は大きく違います。
例えば、プレスと販売を比較しても約100万円以上もの年収に違いがあり、プレスの方が高い傾向にあるのです。

そこで本記事では、アパレル業界へ転職を考える際に気になる職種別の年収推移についてまとめてみました。

コロナ過の影響によるアパレル業界のこれからについても、転職前にしっかりチェックしておきましょう。

アパレル業界の職種別年収一覧表

クリーデンスで発表しているアパレル業界の年収データを表にまとめてみました。数字は万単位です。

2020の年収 20代後半 30代前半 30代後半 平均年収
デザイナー 325 368 436 366
パタンナー 320 326 338 326
MD・バイヤー 362 427 452 414
VMD 348 454 512 452
プレス・販売促進 378 438 492 419
OEM営業 367 434 656 464
営業 371 453 501 432
店長 363 376 432 390
販売 300 331 346 315
生産管理 359 395 503 415
EC・通販関連 338 389 436 385
最大値 378 454 656 464
最小値 300 326 338 315
平均値 313 355 401 341

職種別に比較したところ、全体的にOEM営業(クライアントへの企画営業)・VMD(販売戦略の企画)の年収が高い結果となりました。

次いで、プレスといった業種も、20代では最も高い年収を記録しており、30代以降も年収を大きく伸ばしています。

一方、販売員はアパレル業界の中でも比較的年収が低い傾向にありますね。

アパレル業界の職種別に年収の傾向をまとめてみました

アパレル業界の各職種ごとに、それぞれの年収の傾向や年令による変化をまとめてみました。

業界内でも高年収傾向があるのは、OEM営業(クライアントへの企画営業)やVMD(販売戦略の企画)でした。

年収の推移は、全体としては年齢に応じて年収が上がっていく傾向がありますが、上がり幅は職種によって異なってきます。

OEM営業とVMDの年収変化は?

アパレル業界の中でもトップクラスの年収となっている「OEM営業」と「VMD」。

■OEM営業(クライアントへの企画営業)...営業力はもちろん洋服の構造に関する専門知識や海外工場との調整のための海外生産経験・語学力など多くの技量が求められます。そのため業界で経験を積んだ30代後半から大幅に年収が伸びているのが分かります。

■VMD(ヴィジュアルマーチャンダイザー)...店内の内装やレイアウトをプランニングし、お客さんの購買意欲をアップさせるお仕事です。20代の年収はそこまで高くありませんが、30代に突入すると安定した年収UPとなっています。しかし、近年はコロナ過の影響により店舗閉鎖が相次ぎ求人数は少なくなっている傾向にあります

プレスの年収変化は?

プレスのお仕事は、「ブランドの顔」といってもいいくらい重要な広報を担当しますので、まさに花形のお仕事といえるでしょう。

アパレル業界の中でも大変人気があり、20代において年収が378万円と業界トップなのも頷けますね。

その後の30代も順調に年収を伸ばし、アパレル業界の中でも常にトップクラスに位置しています。

しかし2020年はコロナ過により、ますますEC販促・SNS運用の需要が上がっているため、雑誌などの紙媒体中心としたプレス職求人は減少傾向にあるので注意が必要です。

これからの時代、プレス職を目指すのなら「デジタル領域の発信力がある人」が重宝されるため、日頃からSNSやブログなど発信力を身に着けておくといいですね。

MD(マーチャンダイザー)とバイヤーの年収変化は?

MD(マーチャンダイザー)とは、商品開発から販売計画案までを取り仕切る重要なポジション。

一方、バイヤーは販売する商品の買い付けを行うお仕事です。

それぞれ人気がある職種ですが、年収は30代半ばで頭打ちになっていて伸びはそれほど大きくはないようです。

しかし、売れる商品を作り出す力・発掘する力が常に求めれられるため、それに応じて給与水準も高くなります。

つまり個人の能力によって大きく差が生まれやすいので、その分キャリアアップが望める仕事といえるでしょう。

デザイナーの年収変化は?

デザイナーは、ブランドの要になるデザインを担当しますから、特種なスキルが必要になります。

しかし、デザインだけでなく企画力がなければトレンドに沿ったデザインを生み出すことは出来ません。
ターゲットに合わせて、売れるデザインを作り出す仕事は大変ですが、やりがいのある仕事でもあります。

また、パッケージデザインを引き受けるなどスキルアップする事で年収もアップします。
実際の調査データでも、20代後半で300万弱の年収が10年後の30代後半になると400万強と100万アップと大幅に伸びていることがわかりますね。

トレンドを生み出す力とセンスが問われますので、長い目で年収アップが見込まれています。

パタンナーの年収変化は?

デザイナーが兼務する事もあり、平面を立体にして商品としての形を作っていきます。デザイナーとしての能力も必要になるので、デザイナーよりも給与が高くなる事もあるようですが、自社契約となるとデザイナーより年収は下回ります。

20代で320万、30代前半で6万アップの326万、30代後半で338万と大幅な年収アップは期待できなさそうです。

外注を受けるパタンナーは、多くの会社を受け持つ事もありますので、そうなると給与もそれだけアップが見込めますが、アパレル業界全体から見るとパタンナーの給料は安い印象になってしまうようです。

ショップマネージャー(店長)と・ショップスタッフ、販売員の年収変化は?

店の責任者として売上管理&ショップ管理や販売員の育成等マネージメント的な仕事を引き受けるショップマネージャー。非常に忙しく、フルに頭と体を使いますから大変な仕事です。

大変なわりに年収は低く、20代後半で363万・30代後半で432万と、10年間で約70万のアップという結果になりました。

一方、店頭で実際にお客様と向き合いトレンド商品をコーディネートしたりオススメするショップスタッフ・販売員は、最先端のトレンドを身に付けたり、メイクしてお客様をファッショナブルにする仕事ですから接客が大好きな人や、相手の喜びを自分のように感じる人が多いです。

年収に拘る人は少なく「ファッションが好き・お洒落が好き・トレンドを追いかけたい」気持ちが強いのでショップを渡り歩く人も多くなります。しかし、年収の伸びに注目してみると20代後半で300万、30代後半で346万ですから、年収アップがほぼ期待できないのが分かりますね。

とはいえ、販売員から実務経験を重ねてショップマネージャーやエリアマネージャー、MDに抜擢されキャリアアップをする人も増えていますので努力次第でチャンスはあるといえるでしょう。

→ アパレル・ファッション業界へ転職して年収が上がった事例をみてみる

アパレル業界で転職したときに年収ってどう変わるの?現役転職エージェントに聞いてみた

人材紹介会社に登録すると、無料で転職サポートが受けられます。担当の転職エージェントから条件に合った求人の紹介や、企業の年収交渉をしてくれる頼もしい存在です。

転職エージェントを利用した人が、転職に成功した際に年収が上がっているのか、それてとも下がっているのか?気になりますよね。

そこで、アパレル専門に転職サポートしているスタッフブリッジの転職エージェント岩井さんを直撃取材して、気になる質問をぶつけてみました!

転職エージェント:岩井さん
インタビュー風景(写真左:スタッフブリッジの転職エージェント岩井さん・堀出さん)

転職エージェントを利用した人で転職に成功した人は、前職と比べて年収の増減はどうなっていますか?

A.転職を希望される方は、現職のときと同額かそれよりも上の金額を提示されますね。スタッフブリッジでは、出来る限り叶えられるように努力しています。転職活動した人の7割から8割は、前職の水準より上がっています

かなりの方が年収増になっていますね。凄いです。どうやって企業と交渉しているんですか?

A.企業側もあらかじめ決めている金額があるので、求職者の方が希望した金額をそのまま伝えても納得はしてくれません。スキルがあるとお伝えしても、見えるところではないので難しいです。

そこで、材料を用意して交渉しています。例えば「求職者の方を欲しいといっている他の企業様の提示が〇〇円で内定がでているので、これ以上にしないと難しいです。」と企業サイドにお伝えして検討してもらっています。


「アパレル業界に興味がある」
「どんな求人があるのか相談してみたい」というあなたは、ぜひ転職エージェントに相談してみましょう。
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転職で年収が上がった事例をみることができます。
→ アパレル・ファッション業界で働く人におすすめしたい転職エージェント会社ランキング

まとめ

アパレルの平均給与は、一般企業と比較すると低めなのですが、トレンドと常に隣り合わせで仕事が出来る事から、給与というより、やり甲斐や自分のセンスを磨くのが好きな人が多く働く企業とも言えるでしょう。

年収増をねらいたい方は専門性や語学力、能力+アルファーなどオンリーワンの個性を磨いていくことで可能です。 ただ、給与だけではなくやりがいなどを含めて、お金・気持ちのトータルで自分にプラスになるかを考えるのが大切ですね。

アパレルで年収を上げたい方へ┃転職エージェントがおすすめ

「アパレルの仕事は好きだけど、年収が低い」と感じている方は少なくないでしょう。同じ仕事でもっと給料がもらえたら、よりいいですよね。

その解決方法の1つが転職になります。ただ、数多くのアパレル企業の中から年収が上がり、なおかつ自分に合ったところを探すのは難しいです。

そんなときに便利なのが、転職エージェント(人材紹介会社)。転職エージェントとは一言で「転職を手伝ってくれるサービス」です。

転職エージェントは多くのアパレル企業から求人を預かっており、その中からあなたにぴったりの求人を紹介してくれます。年収アップが希望なら、現状よりも高年収の求人です。

転職エージェントのサービスは幅広く、転職希望者のカウンセリング、書類添削、面接の日程調整、年収交渉などをしてくれます。それらのサービスを転職希望者は無料で利用することができます

高年収向けのサービスと思われている方もいますが、20代や年収・キャリアアップしたい方も多く利用しています。転職エージェントについてもっと知りたい方は、以下の参考記事をご覧ください。

アパレル業界で働く人におすすめしたい転職エージェント会社ランキング
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アパレル専門の転職エージェント会社ファッショーネの評判
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転職エージェントを利用するメリットとデメリット
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登録前に求職者からよく寄せられる質問集と回答
寄せられる質問に回答

「転職サイトとの違いは?」「途中でやめたらどうなる?」「どこに登録すればいいの?」など気にある疑問に答えています。
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参考サイト
アパレルデザイナーの平均年収と転職動向|クリーデンス - アパレル業界の転職支援・求人サイト //www.crede.co.jp/contents/apparel-income/01_designer.html
アパレル営業・アパレル店舗管理の平均年収と転職動向|クリーデンス
//www.crede.co.jp/contents/apparel-income/08_sales.html


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