元WEBディレクターに聞く年収と転職頻度について

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2020年05月22日

WEBディレクター年収画像

WEBディレクターというのは、WEB制作の現場において「ディレクション業務を行う人」となっています。ディレクションというのは直訳すると、「管理」や「指揮」という意味で、WEB制作をするチームのリーダー的存在です。

WEB屋の仕事を5年以上され、WEBディレクターを2年経験された方に、仕事内容や求められるスキル、気になる年収事情、転職頻度などを教えてもらいました。

WEBディレクターってどんな仕事をするの?

WEBディレクターの仕事は、チームの指揮をするのが仕事です。WEB制作は、主に3つの構成に分かれて作業を行います。

「企画・構成」、「デザイン」、「プログラム」とこれら3つが柱となって業務をするのですが、WEBディレクターの仕事は、これらの中には「無い」とも言えますし、「全て」とも言えます。

WEBディレクターは、各パートの橋渡しをするのが仕事となりますので、WEBプランナーほど企画力や構成力が高いわけでもありませんし、デザイナーのような綺麗な絵は描けませんし、プログラミングができるというわけでもありませんが、全ての業務を知っているのがWEBディレクターです。

優秀なWEBディレクターがいるチームでは、チーム内の空気が良く、集中して仕事が出来る環境が整っているので、クオリティが高い作品が作られることが多いです。

逆に、優秀ではないWEBディレクターになってしまうと、作業をする環境が悪くなるので、納期に遅れてしまったり、意思の伝達が出来なかったりするので、クライアントの求めるクオリティの作品に仕上げるのがとても難しくなってしまいます。

プロジェクトはどんな内容があるの?チーム内の構成,役割分担は?

プロジェクトの事例として、最近多くなっているのはECサイトに代表されるインターネットでショッピングが出来るサイトやシステムの構築が多いです。

必要な人員や期間に関しては、プロジェクトの規模によっても異なりますが、一般的な規模で構成されるのなら、WEBプロデューサーとWEBディレクターが1人ずつ、プログラマーとデザイナーが3人ずつ、そしてプランナーが1人という構成が多く、合計9人で1チームとして活動します。制作期間は短い案件で1~2ヶ月、長い案件だと半年~1年ぐらいになるものもあります。

WEBディレクターの年収ってどれくらい? 20代で1000万超えも!

WEBディレクターの年収は、業務内容よりも会社の規模によって異なるケースが多くなっています。「大きなプロジェクトを任せられるから年収が多い」ということではなく、「大きな会社に属していてWEBディレクターになったから年収が多い」というものです。

主な年収の分布は400万円~1,000万円程度となっていますが、この年収の分布に年齢がほとんど関わってこないというのが特徴的です。20代で年収が1,000万円を超えているという人もいれば、50代でも年収が400万円台という人もいるというのがWEBディレクターの特徴となっています。

大きな会社だと、毎月の給料とボーナスで年収を算出することが多いですが、小さな制作会社で大きな案件などを請け負っていると、ボーナスの額が少ない代わりに、案件の終了ごとに臨時ボーナスが出るということも少なくありません。もちろん、必ず臨時ボーナスが出るということではないので注意してください。

WEBディレクター時代の年収をぶっちゃけてもらえますか?

私が働いていた職場では、1つの案件で100万円を超える売り上げがある案件だと、臨時でボーナスが支給されていました。しかし、50万円の案件を2つクリアしてもボーナスが出なかったので、その辺りに関しては理不尽さを感じましたね。高額な案件というのは、規模の割りに工数が短いものが多いので、ボーナスは出ますが、色々と辛かったのを覚えています。

WEBディレクターの転職頻度は? 現場で働いていたときの様子を教えて?

WEB業界は実力主義と言っても過言ではない世界なので、実力のある方はいくらでも転職を繰り返すことができます。日本では一般企業のサラリーマンが転職を繰り返すと、信用が下がってしまうということが挙げられますが、WEB業界は転職に寛容な業界でもあります。

私が在籍していた職場でも、3年という期間で3人ものディレクターが転職していきました。最初の2回に関しては外部から転職を重ねている人が入ってきましたが、最後の1回は私が繰り上げでディレクターに昇格することになりました。

1回目の入れ替わりでは、初めて転職したという人が入ってきたのですが、会社の方針に馴染めなかったのかすぐに転職されて、2回目に入ってきた人は5~6回の転職を繰り返してきたということで、長い間ディレクター職に携わっていたのですが、プロデューサーに昇格するということで、空いた席に私が滑りこんだという経歴になります。

WEBディレクターに求められるスキルは?チームをまとめる指揮者

最初からWEBディレクターになれるということではありません。WEBディレクターになるためには、チームを指揮するだけのスキルを持っているのかということが必要になってきますので、WEBディレクターには、「プランナー上がり」とか「デザイナー上がり」というように、自分の専門として業務を行っていたキャリアから昇格してWEBディレクターになるケースがとても多いです。

未経験者もWEBディレクターになれるもの?|事例はほとんどない

新卒の社会人や未経験の人がWEBディレクターになるということは、ほとんどありません。唯一、その可能性があるとすれば、大学や専門学校で「チームで制作をしていた」という実績があり、そのチーム内でディレクション業務を担っていたというような経歴を持っていると、入社初期からWEBディレクターとして業務するということもありますが、小さな会社以外では、ほとんど見られないケースとなっています。

WEBディレクターになりたいという方が、履歴書や職務経歴書に記載した方が良いポイントについては、「自分は、チーム内で指揮をしていた」ということをアピールポイントにすると良いでしょう。

WEBディレクターになりやすいポジションは? プランナーに注目!

WEB業界独特なのかもしれませんが、デザイナーやプログラマーよりも、プランナーの方がWEBディレクターに昇格しやすいというのが事実です。

プランナーは企画や構成を提案するポジションとなっていますが、それだけではなく、簡単なプログラミングやデザインなどを担当することも多いので、WEB制作の全ての分野に精通することになります。

もちろん、一定以上の知識を持っているということが条件となりますが、プランナーというのは、WEB制作の中で「何でも屋」というようなポジションになるので、社交性も磨かれますし、他の分野の人との橋渡しをするという業務も担っています。

そのため、WEBディレクターに最も近いポジションがプランナーとなります。

まとめ WEBディレクターはWEB制作のトップではなく、現場のトップである

WEBディレクターという仕事は、WEB制作をする中での「現場のリーダー」です。 制作陣の中の責任者でもありますので、WEBプロデューサーから渡された予算と納期に仕上げるための道筋を思案して、実行に移すことが大切です。

WEBディレクターから昇格するとWEBプロデューサーとなることが多いですが、仕事内容はガラリと変わります。現場寄りの考え方ではなく、クライアント寄りの考えをしなければなりませんので、一線から退くということも多いです。

「本当に作品を作るのが好きだ」という方は、昇格を蹴って、現場に居続けるということが多いのもWEBディレクターの特徴となっています。

Webディレクターが年収アップする方法┃転職エージェントを活用

スキルさえあれば年収を上げることができるのがWebディレクターです。今の給料に満足していなければ、現在のスキルに年収が合っていないかもしれません。

年収を上げたいのなら、転職が一番の近道ですが、転職求人サイトでは労働環境や入社後に携わるプロジェクトの詳細は明確にわからないので、会社選びが難しいです。業界や求人情報に詳しい転職エージェントのサービスはご存知でしょうか?。転職エージェントとは、転職をサポートするサービスのことです。

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参考サイト
Webディレクターの仕事/Webディレクターとは? 仕事内容・業務・スキル
https://www.naritai.com/catalogue/archives/2006/04/web_1.php
Webディレクター7デイズ 第1回「Webディレクターなにする人ぞ」 | 株式会社デジミホ
https://www.digimiho.co.jp/topics/blog/121129.html
webディレクターとは何をすれば良いのか?仕事内容、気をつけるべき事、等々の情報はwebディレクターズで!
https://web-directors.net/modules/pico/index.php?content_id=1

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