人材紹介会社は病院と医局の関係を把握しているのか?転職エージェントに聞いてみました!
【PR】当サイトではアフィリエイト広告を利用してサービスを紹介しています。
2023年01月20日
登場人物
リアコミ編集長
大森
医師転職専門エージェント
メディウェル
退局して転職した
医師Kさん
編集長
医局に所属していたら様々なメリットがあると思うんですが、医局抜けてまでどうして転職したいお医者さんがいるのでしょうか?
やりたいことをさせてもらえない(スキルアップできない)、派遣先が遠い、給料が安い、拘束時間が長い、男女で待遇が違うなどに不満をもった医師が退局して転職しています。
エージェント
僕は教授からパワハラを受けましたし、後輩に至っては退局して転職しようとしたら「君をどこにも務められないようにしてやる」って言われていましたよ・・・。
医師Kさん
編集長
えぇ・・・!?ひどいじゃないですか!ドラマで見たシチュエーションってホントにあるんですね。
だから医局を抜けたいんです・・ 転職先で同じ目にあいたくないので、人材紹介会社が病院と医局の関係をしっかり調べているのか気になります。
医師Kさん
編集長
切実な悩みですね。勤務環境や人事は改善しないといけないところがありますね。
会話にもある通り、退局して転職を希望する医師は、医局の息がかかっていない病院への転職の希望が多いです。人材紹介会社の求人には様々な病院があるので、もちろん医局の影響がある病院もそうでない病院もあります。そのため、転職を希望する医師にとって、人材紹介会社が求人掲載している病院と医局の関係をどこまで把握しているかは大変重要になるのです。
実際、人材紹介会社は紹介求人先の病院と、医局の関係をかなり把握しています。どのようにしてその情報を手に入れているのか、どの程度の範囲まで情報を網羅しているのか見ていきましょう。
今回インタビューにご協力いただいたのは、医師転職専門の人材紹介会社を20年以上運営している株式会社メディウェルさんと、医局を退局して転職をした医師Kさんです。
転職をしようか悩んでいる医師の皆さんや、医師業界のことをしりたい方は、是非読んでみてください!
目次
1.紹介病院と医局の繋がりを把握している? A.大学と病院のやりとりを蓄積、詳細に把握しています!
編集長
Kさんは転職の際に「人材紹介会社側に把握しておいてほしいこと」って何かありましたか?
転職したい医師のほとんどが医局を嫌になったからというのが多いので、「どの大学の関連施設なのか」というのは知りたかったですね。
医師Kさん
編集長
なるほど。メディウェルさんはどうですか?
もちろん把握しています!病院自体にどの大学と連携ややりとりがあったか、つながりが強いか、などの情報を蓄積してます。
エージェント
株式会社メディウェルが運営している医師転職専門の「医師転職ドットコム」では、今募集している求人についてはどの大学の関連施設なのか把握されているということでした。募集している科目や、外科なら麻酔科など連携する科目については、関連病院や医局派遣について提携しているかどうかも含めて確認されています。
また、常勤なのか非常勤なのか、非常勤なら週何日でどの曜日に来るかなど人事面だけでなく、患者さんの申し送りや連携についても確認するということでした。この他にも、病院自体にどの大学と連携ややり取りがあったか、繋がりが強いかなどの情報も握っているようです。
あの、その情報は求職者側に教えていただくことは可能なんでしょうか?
医師Kさん
安心してください、基本的にはこちらから情報提供を行います。
エージェント
メディウェルさんは、把握している情報については基本的に求職者の方に情報提供を行われます。ただ、匿名の求人掲載も多いため、Webで掲載している求人情報にはこの情報が載らない場合が多いということでした。
また、求職者が働く上で関わる人をベースに、大学との提携・連携についても把握されていますが、数が多いのでさすがに全ての大学の情報を網羅できているわけではありません。
気になる点があれば、コンサルタントに聞いてみるといいでしょう。持っていない情報に関しての質問が来た場合は、必ず医療機関に確認を取ってくれます。
・医師転職ドットコムでは求人紹介する病院と医局の関係を把握している
・把握している情報に関しては求職者に公開する。
・把握していない情報について質問が来た場合は病院に問い合わせる。
2.各都道府県の医局勢力の認知について│全て把握するのは難しい
編集長
病院と医局の関係は結構把握されているんですね。
僕は県外に転職した身なんですが、各県の医局の状況は調べられていますか?医局の人数が充足しているかとか、今の教授がそろそろ退官しそうかといったことなんですけど・・・。
医師Kさん
そのような情報も様々なルートで入っては来ますが、県単位で見ているというよりは紹介する病院ベースなので、全て把握しているわけではありませんね。
エージェント
さすがに県ごとに把握するのは難しいんですね。でも思った以上に情報収集されていて驚きました!
医師Kさん
メディウェルさんは各県の医局の状況についておおよそは把握されています。医療機関から医局派遣の情報を頂き、求職者からも医局員の入局や科目の話を伺っているとのことでした。また、運営状況と同様に医局の情報についても様々なルートで情報を入手されています。
特に教授が変わる、変わったなどの情報や、大学のトップ人事について特に多いということでしたが、各県の医局ベースで情報を収集しているというよりは、紹介する病院ベースに情報を集められているため、エリア別、大学別にすべて把握できているわけではないとのことです。
・各県の医局(教授)の状況についてはおおよそ把握済み
・紹介する病院ベースに情報を集めているため、エリア別、大学別にすべて把握できているわけではない。
3.求人掲載する病院は誰にインタビュー?│人事を通して現場に聞きます!
編集長
医局の情報は医療機関や求職者などから得るということですが、求人掲載する時の病院へのインタビューは誰に行いますか?教授、院長、人事あたりでしょうか?
8割が事務長、人事担当者ですね。聞くだけでなく、コンサルタントが実際に実態を自分の目で見て勤務環境について確認しております。
エージェント
編集長
上の人だけでなく、しっかり現場へのヒアリングも来なっているなんて、安心ですね!
メディウェルさんの求人インタビュー窓口としては、事務長、人事担当者が8割、院長や理事長が2割くらいです。症例数やスキルアップなど現場の方しかわからない情報も多く、採用については現場の方が判断されるので、人8割の中で事担当者や事務長を通して現場の方にヒアリングしていただくのがさらに4割くらいということでした。
また、求職者の医師が興味をもっている医療機関やコンサルタントが希望にマッチしていてお勧めしたい医療機関、面接予定の医療機関については、実際に訪問をされています。コンサルタントが実態を自分の目でみて、他の科目や同僚の方など勤務環境について確認するということでした。
もちろん集めた情報については、メリットデメリット含めて求職者の医師にお伝えされています。やはり書面の求人情報ではわからない情報が多いので、誰と働くのか、どんな環境で働くのかを大事にしているので、特に意識しているようです。
・求人を出す病院へのインタビューは事務長、人事担当者をメインに行う
・人事担当を通して、現場の方へのヒアリングもある。
・得た情報のメリットデメリット両方求職者へ伝えている。
4.まとめ│人材紹介会社は医局から医療業界の最新情報まで把握済み!
人材紹介会社では紹介病院と医局の関係性についてかなり把握をされていました。様々なルートから常に最新の医師業界の情報をもっていると言っても過言ではないでしょう。
医局を退職するということは今後のキャリアへも影響するので大きな決断になるかと思います。どうしようか悩んでいる方は一度転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?退局すべきか否か、転職すべきか否か、必ず新しい道を切り開いてくれるはずです。
おすすめ関連記事
今回登場してくれたKさんの実際の体験談がこちらで読むことができます!
医局を退局しスキルアップと人間らしい生活を実現!山形県30代男性医師m3の口コミ
5.取材に協力してくれた人材紹介会社│医師転職ドットコム
今回の記事にご協力頂いたメディウェルさんが運営している医師転職ドットコムは、1996年から医師に特化した転職サポートを開始し20年以上の実績があります。
求人数は業界最大級の39,000件以上。首都圏以外の地方の病院の求人も網羅しています。転職エージェントは土地勘のある現地の人を採用し病院の生の情報を収集。医師のプライバシーの保護を徹底していて、面接までは個人情報が応募先の病院に伝わらない配慮も。
安心して転職活動に取り組めみたい方に医師転職ドットコムはおすすめです。
医師専用人材紹介会社7社をピックアップ│サポート実績のある会社をまとめました
医師の転職活動において、昨今では専門の人材紹介会社を利用するスタンダードになってきています。
現場や医療業界を熟知した転職エージェントのサポートは転職活動を円滑にすすめていくことができます。相談ベースから受け付けているので、転職の決断はまだしていないけれど、医局について、他病院の様子を知りたい方は転職エージェントと面談する中で外の情報が入ってきます。
医師の転職支援を専門としている人材紹介会社を下記のページにまとめています。どの会社もサポート実績が高いです。気になる人材紹介会社数社に登録して、相性の良いエージェントや、条件に合う求人があるところにしぼっていくと効率的な転職活動をすすめていけます。