【鳥取市】お茶とゴハンとおやつ tottoriカルマ|まちと人がつながる場所 無国籍料理と天然酵母パンが人気

鳥取市戎町にある 「tottoriカルマ」 さんは、ただの食事処ではありません。

人気メニューの「中野オムライス」は、ふわとろ卵の中にタイ風ナンプラーが効いたひき肉とトマトソースを包み込んだ、ここでしか味わえない特別な一皿。北海道産小麦を使った天然酵母パン「ココスキーパン」とともに、訪れる人々を魅了しています。

さらに店内も一風変わった空間で、壁面を展示に活用した「壁ギャラリー」や、ZINE(ジン:個人や少人数の有志でまとめる小冊子)や本を楽しめるコーナーがあります。食とアート、本を介して、人と人、そしてまちと人がつながる場所として親しまれています。

Take
Take

karma(カルマ)はブータン語で「星」の意味です。「夜空にいつも光り続ける星のように、訪れる人に力と喜びをおぼえてもらえたら。」の想いが込められています。

若桜街道の真教寺公園がすぐ近くにあり、お店でテイクアウトしたメニューを公園で食べるのもおすすめです。

人気メニューは「中野オムライス」

店主・丸山伊太朗さん(通称・丸さん)は、東京・中野で1980年に「無国籍食堂カルマ」を創業し、34年間経営されました。中野のお店は料理研究家の高山なおみさんや枝元なほみさんらも輩出する伝説的なお店でした。その後、2012年に鳥取に移住され、2015年から「tottoriカルマ」を創業されました。

10年間の戎町での営業は2025年12月いっぱいで終わりです!

2026年からは智頭街道商店街きなんせ広場近くの私設図書室カフェ「トりんく まんまる」で新始動されます。

ランチタイムのメニュー表(2025年8月取材時)

季節によってメニューは変動します(2025年9月取材時)。どんな創作メニューと出会えるでしょうか( *´艸`)

東京・中野で愛されてきた「中野オムライス」や自家製天然酵母パン「ココスキーパン」を引き継ぎながら、鳥取に創業してから増えた新メニュー「久松山オムライス」などもあります。

2025年9月時点では、10時~14時30分までの営業で、モーニングとランチを提供されています。営業日や営業時間の詳細はInstagramでご確認ください。

中野オムライスを注文しました

一番人気の「中野オムライス」をいただきました!

中野オムライス(1380円)

中野オムライスは、特製のタイ風ナンプラーの効いたピリ辛ひき肉、そしてトマトソースの入った一風変わった無国籍料理です。

オムライス以外のおかずも盛りだくさんで、注文後に揚げてくださる香ばしいおかずたちやサラダでワンプレートはとても賑やかです。

こちらがオムライス

卵の上には、干したエノキを揚げたものがトッピングされています。市販のフライドオニオンは酸化してしまうので、それに代わるものとして丸さんが発案されました。

卵の中には特製タイ風ナンプラーの効いたひき肉が隠れています。とろりとした卵とピリ辛なひき肉が相まって、不思議なコクのある味です。

おかずは注文後に揚げてくださるので、カリッと揚げたてです。

自家製天然酵母パン「ココスキーパン」をお土産に

メニューでも提供されている天然酵母パン「ココスキーパン」は購入もできます。

ずっしりと重量感があります。こちらを薄く切って提供されています

ココスキーパンも中野オムライス同様、東京中野の時代から作り続けているカルマさんの看板商品です。

ココスキーパン(600円)真空パックで販売されています。常温で4〜10日、冷蔵で10日間、冷凍なら1か月保存可能です。冷凍時は、真空パックから一枚ずつ取り出し冷凍を。

レーズンを使った自家製天然酵母を使用し、北海道産の小麦粉のほか、バナナや黒糖、ヒマラヤ岩塩を練り込んで焼き上げています。

オススメの食べ方は、薄くスライスしたものをトーストして、バター&はちみつや、オリーブオイル&スライスチーズなどと一緒に食べること。いろいろなものと合わせられるので、食べ方は無限大。好みに合わせて楽しめます。

ぎゅっと目の詰まった生地で、こちらも一度食べるとクセになる味です。

「tottoriカルマ」お店の特徴・雰囲気

お店は鳥取駅と県庁をつなぐメインストリート・若桜街道にあります。

若桜橋を超えて、真教寺公園の看板が見えたら、お店に到着です。

真教寺公園の看板が目印。タイル張りの外壁と大きなガラス窓のお店です。

駐車場は、真教寺公園のつきあたり手前に、契約駐車場(1台分)があります。

カルマおじさんの貼り紙がある、こちらの契約駐車場に停めます

お店の目印は、かわいらしい「カルマおじさん」のイラスト看板です。

「8」に駐車可能です

大きなガラス窓のある店内は、日が差し込んで明るいです。

カウンター席(5~6席)とテーブル席(3人掛け1つ)があります。

カウンター席の上の壁面が「壁ギャラリー」です

壁面は「カルマ壁ギャラリー」として、絵や写真などを発表できるスペースになっています。戎町での営業期間中は壁ギャラリーは満員御礼、すべての枠が埋まっています。

「トりんく まんまる」での営業に切り替わった後も、関連の施設で壁ギャラリーを続けられるそうですので、「我こそは」という方はぜひギャラリー展示に挑戦してみてください。

この壁ギャラリーは東京・中野でもされていた取り組みだそうです。当時、中野のお店には画塾「セツモードセミナー」の学生さんがよく来てくれており、学生さんが先生に選ばれなかった絵を「落選展」として飾り始めたのが一つのきっかけだったそうです。

「来た人がリラックスして作品を観て、ご飯を食べて、くつろぎながら話ができるような場所にしたい」と願っておられるそうです。

店内にはカルマグッズなどの物販コーナー、マンガ・絵本・ZINEのコーナーがありました!

Tシャツやエコバッグなどのカルマグッズ各種

マンガ本コーナー

リソ印刷studio「うわの空」(鳥取市新町)で作成されたZINE『Circle』

2026年以降は、私設図書室カフェ「トりんく まんまる」で新始動

お店は現在、店主・丸さんと数人のスタッフさんで切り盛りされています。

店舗での営業以外にも、イベント出店に飛び回ったり、駅前サンロード内の「砂鳥ビル」や私設図書室「トりんく まんまる」の運営、ZINEの企画・発行など多様な活動もされています。「どこにそんなパワーが?」と思うほど、精力的に活動し続ける丸さん。

厨房に立つお姿も素敵です

戎町のお店を閉める決断をされたのは、他にも関わっておられる施設の運営に注力したいと思われたからだそうです。

まちとつながり、人と人をつなげ、地域全体がクリエイティブになるような仕掛けを生み続ける丸さんを今後も応援し続けたいです。

戎町での営業は2025年12月いっぱいで終わり、2026年からは智頭街道商店街きなんせ広場近くの私設図書室カフェ「トりんく まんまる」で営業予定とのことです(2025年取材時の情報です)。

 

設備情報

Wifi…なし

電源…なし

座席(カウンター)…5~6席

座席(テーブル)…3人掛け×1

トイレ(和式・洋式)…洋式

おわりに

「tottoriカルマ」は、東京・中野で30年以上提供されてきた味を引き継ぎ、自家製天然酵母パンと国籍にもジャンルにもとらわれない創作料理を味わえるお店です。

店主・丸さんに会うと、「自分にも何かできることがあるかも」と勇気をもらえます。

Take
Take

壁ギャラリーのアートや店内に並ぶZINE・本とともに、訪れた人たちがゆるやかにつながる、そんな瞬間も楽しめます。

店名 tottoriカルマ
所在地 鳥取県鳥取市戎町116
営業時間 月・火・金・土・日
10:00 - 14:30
※詳細は Instagram/電話にてご連絡ください。
定休日 水・木
駐車場 1台
電話番号 0857-29-5077
公式サイト
SNS
外部サイト

◆本記事の情報は記事作成・更新時点のものです。最新の情報は直接店舗様にお問い合わせください。

◆「営業時間や定休日が変わった」「移転や閉店」情報がありましたらお問い合わせフォームからお知らせください。


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