【ひな人形はいつしまう?】飾れる期間と湿気に気を付けた正しいしまい方を専門店に聞きました!|節句人形専門店 人形のたいら
3月3日はひな祭り♪お家でひな人形を飾って子どもの成長をお祝いする、というご家庭も多いと思います。
でも、3月3日が終わると「お嫁にいけなくなるから」と急いでお人形を片付ける方も多いのではないでしょうか。
その噂は本当なの?そもそもいつまでに片付けないと”遅い”のでしょうか…?
大正2年創業の「人形のたいら」は、鳥取県倉吉市でひな人形や五月人形などを販売する節句人形専門店です。
四代目店主である平 真さんは”お節句”の本来持つ意味や節句を通して親子で育む時間を大切にしており、こどもの人生に100年寄り添う人形作品を紹介。
人形や兜の伝統にまつわる歴史や文化的な側面についても詳しい節句人形のスペシャリストです。
Contents
おひな様を飾れる期間はいつからいつまで?
ひな人形は節分の翌日〜4月上旬ごろまで、約2か月飾れる
トリー:ひな人形って3月3日の桃の節句以外、いつからいつまで飾ってよいものなのでしょうか?
平さん:こうしなければいけないという事はないですが、節分の翌日である2月4日の立春を過ぎた頃に飾りはじめ、旧暦の3月3日にあたる4月上旬頃までがおひな様を飾る期間の目安。
桃の節句ですので、節分が終わってから約2か月飾り、桃の花が咲いているのを見かけたらそろそろしまいましょう、ということになります。
「しまうのが遅れると結婚が遅れる」ってほんと?
トリー:「ひな人形をしまうのが遅れるとお嫁に行き遅れる」という話を聞きますが、あれって本当ですか?
平さん:たしかにそういわれる方もありますが、それは祟られるわけではなく、ただひな人形を飾っただけでほったらかしにするのではなく、お掃除したり整えたり季節に応じて入れ替えたり…
そういう事が出来るようになると素敵な女性になれますよ!ということであると人形のたいらでは理解しています。
トリー:なるほど!こどもの成長や良縁を願って言われていたことだったんですね。
平さん:ずっと飾って見ておきたいという方は、それでもかまわないと思います。
POINT
■西暦2月4日頃〜4月上旬頃まで飾ってOK
■「お嫁にいけなくなる」説は素敵な女性になって欲しいという願いの表れ
■急いでしまうより、親子で楽しみながらおひな様を飾ろう♪
ひな人形の正しいしまい方を教えて!
片付け・保管はホコリと湿気に注意
トリー:飾って楽しんだひな人形。いざしまうときって実は正しい方法がよくわかりません…。どんな点に気を付けたらよいでしょうか?
平さん:ひな人形は4月上旬以降、お天気のいい日を選んでしまいましょう。片づけ・保管の際は、ホコリと湿気に注意します。
【しまう箱】
●お家にお人形が届いた時の箱でしまいます。 ●防虫・調湿・耐火効果のある気密性のいい総桐の「桐箱」に入れるとより良いですが、一般的には、桐箱ではない箱に入っているものがほとんどですので、その箱に保存剤を入れて保管します。 |
当店で取り扱っている”令和逸品飾り”は、コンパクトな一つの桐箱にすべて納まるよう設計されています。
【保管の手順】
①飾っている間としまう直前にはホコリを払いましょう。(ホコリにはカビや変色の原因が含まれるのでホコリを取ることが大事です。) ②保存剤を箱に一緒に入れます。(保存剤は適量に。大事にしようとたくさん入れると変形や変色の原因になることも) ③湿気を一緒にしまい込まないよう天気のよい、カラッとした日にしまいましょう。 *人形のたいらで購入されたお人形には専用のハタキが入った「お手入れセット」と「保存剤」がついています。 |
【しまう場所】
●お家の中で今まで生活してきて、カビや湿気の被害がなかった場所にしまいましょう。 |
平さん:昔から”2階の押入れの上の段にしまうのがよい”と言われてきましたが、現代は家によって建物も条件も違うので一概にどこ、とは言えません。
POINT
■4月上旬以降、お天気のいい日に片付けよう
■埃を払って、保存剤を一緒に入れる
■カビや湿気のこない場所にしまいましょう
【ひな人形購入後の保管方法やもしもの時も相談可能!】
人形のたいらでは節句人形購入後も様々な相談を受け付けています。
万が一人形が破損してしまった場合や保管方法の不安など、節句人形やお節句について気軽に相談することができます♪
\電話でも相談できます!/
まとめ│片付けのコツと時期を知って年に1度のひな祭りを楽しもう!
今回は「節句人形専門店 人形のたいら」店主の平さんに、「ひな人形の正しいしまい方」を伺いました。
これまでのひな祭りでは3月3日以降に焦っておひな様を片付けたり、湿気対策もよくわからなかったので梅雨時期など心配だったのですが、
今回のお話を伺って今度からは”ゆっくりひな人形を楽しんで、きちんとしまう”ことができそうです(o^^o)
│今回お話を伺った「人形のたいら」さん│
「人形のたいら」は倉吉市内、打吹山にもほど近い伝統的建造物群指定区域内にあります。
大正二年の創業からひな人形、五月人形、鎧かぶと、鯉のぼりなどをはじめとする節句人形や羽子板、盆提灯、お祭り用品などを中心に販売。
隣接するおもちゃと駄菓子の店「おもちゃのたいら」には昔ながらの懐かしい駄菓子やおもちゃが種類豊富に並べられ、夏季のみオープンするかき氷店「けずりひたいら少納言.G」は自家製シロップと氷にこだわった人気店となっています。
▼「人形のたいら」ご紹介記事はこちら☺
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